★仲間の紹介★　4人の子どもを育てるお母さんMARY

 

300名を超えるワーカーの女性達の中で一際元気でパワフルは女性がいます。

 

彼女の名前はMARY。

26歳にしてすでに4人の子どものママです。

 

彼女は午前中から昼にかけて学校の給食を作る仕事をしています。

月曜日から金曜日まで週5日働いても、1ヶ月の給料は日本円にして5000円程度。4人の子どもを養っていくには到底お金が足りません。

 

学校での給食作りを終えると、すぐにコミュニティーに戻ってきてバスケット作りに励みます。彼女の担当は出来上がったバスケットの土台に対してテープを縫い付けること。これが本当に大変なんです。カゴは厚みがあるので、そこに針を通していくのが至難の業。

力のない私は1回も糸を通せたことが無く、私が苦戦している姿を見て毎回大笑いしながら、”本当に役に立たないわね、私が全部やってあげるから大丈夫よ、見てなさい！”と言って次々に作業を完成させてくれます。

 

でもよくよく彼女の指を見てみると、力を思い切り入れて糸を通して行く作業によって、親指の皮は剥がれとても痛そう。

”大丈夫なの？”

と彼女を心配して声をかけた時、MARYは

”あなたがこんなに頑張って私たちの為に工場を作ってくれている。日々の生活を支えてくれている。私たちにバスケット生産の仕事をくれたことで、私は子どもたちにちゃんとしたご飯を毎日作ってあげられるようになった。洋服も買ってあげられるようになった。だから感謝しかないの。これくらいの痛みどうってこと無いから”

とまた大笑いをしながら大きなハグで私を包みこんでくれました。

 

日本に帰国している私の所に今日もメールが来ました。

”ご飯ちゃんと食べてるの？

日本のカップラーメン沢山持って早く帰ってきてね”

 

カップラーメンが大好きで、ちゃんとおねだりすることも忘れず

でも常に私を気にかけてくれる優しいMARY。

 

彼女の将来にも希望の光を照らし続けていけるよう、我々の挑戦は続きます。