大型犬も小型犬も、生命をつなぐ仕事は続きます！

プロジェクトもあとわずかで終了！

ネクストゴールを、改修費見積もりに合わせ、１千万にしました！

 

無謀なチャレンジですが、集まった範囲で保護犬たちの環境を良くしていくために使いますので、ご支援・ご協力をなにとぞよろしくお願いいたします！！

 

 

保護活動の方ですが、

昨日、グレート・ピレニーズの保護を行ないました。

 

飼われていたのは80代のご夫婦で、二人とも病気になってしまい、面倒が見きれず手放されることになりました。

 

先日の方たちとは異なり、とても恐縮され、７月から病気になってしまい、トリミングにも連れていけなかったこともとても悔いておられ、愛情をかけられていたのもよくわかる感じで、このピレニーズ ハッピーのことは気にせず、治療に専念して下さいとお伝えしました。

 

DOG DUCAは、トリミングサロンもありますが、なにせ、50キロ近くあるグレート・ピレニーズです。

 

ここの保護犬でも50キロのドーベルマンがいますが、ピレニーズは、ドーベルマンと違って毛が長く、多い犬種。トリミングは大仕事です！

 

しかも外飼いで、数ヶ月トリミングもしていないので、ゴテゴテに固まってもいますから、今日いるスタッフが総出でやって、４時間かかりました！！

 

 

そんなピレニーズの ハッピー、すでに里親さんが決まっており、実は昨日の今日で、DUCA卒業です。

 

里親さんは、ずっと大切にされていた大型犬を亡くして2年間がたって、「保護犬を救いたい」と思えるようになり、DOG DUCAを訪ねてみえました。

 

その時は大型犬がいなかったので、ここで何度も紹介した、歯を全部抜いた中型犬 メリアと面会をし、里子として引き取ることを決められたのですが、その後、ピレニーズを保護することになったことをお伝えしたところ、「一度決めたメリアをやめて、新しい子…なんてできない！」からと、家族全員の意見として、ビーグルとピレニーズ、二頭の里親さんになってくれることを決めていただけました。

 

愛情がなく飼育放棄される方とちがい、犬を「家族」と思える方です。

こういう里親さんは、「一緒に暮らしたい」気持ちが強いので、行動がとても速い。ですから、保護した翌日の譲渡となったわけです。

 

だからこそ僕たちは、せめてものご縁と感謝、幸せを祈って、保護犬をトリミングしたりシャンプーをして送り出します。

「どうせ譲渡するんだから金や労力のムダだ」と言う方もおられますが、そうやって「想い」をつないでいくことが大切ではないでしょうか？

 

 

実際、里親さんが来られ、はじめてピレニーズのハッピーと対面しましたが、メチャメチャ大喜びされていました。

 

この時にゴワゴワした毛の子より、フワフワの毛の子の方が絶対いいですよね？ トリミングやシャンプーは、犬が幸せになるために、僕たちが出来る最後のことなんです。だから、精一杯してあげたい。損得じゃないんです。

 

ハッピーと一緒に里親さんのところに行く、ビーグルのメリア。

ここでちょうど１ヶ月暮らしましたが、お別れです。

 

犬は、前向きな生き物です。

 

人間のように、いつまでも過去のことにとらわれず、新しい環境をすぐ受け入れることができます。だから、いい里親さんにめぐり逢えれば、幸せな生活が送れるのはすぐわかります。

 

 

でも、僕たちは人間なので、ちょっとの間の家族だったとはいえ、ちょっとさみしいよな～・・・と感傷にひたりつつも、また次の電話が・・・次はチワワ３頭！？　このままだと殺処分！？

 

 

大きい子から小さい子まで、生命をつなぐ仕事はこれからも続きます。

 

そしてそれは、たくさんの方の想いによって支えられています。その「輪」をつないでいくことができたら、こんなにうれしいことはないと思います。