「闇バイトに関するアンケート」結果について、厚労省で記者会見を行いました！

ご支援いただきました皆さま、日頃より応援をいただき、誠にありがとうございます。

 

D×Pによるクラウドファンディング「闇バイトから狙われる前に、困窮する若者に支援を｜D×P寄付募集・春」が、公開3日目を迎えました。

 

本日はプロジェクトが公開された4月8日に開催された、「闇バイトに関する若者調査」の結果を発表する記者会見レポートをお送りします。

※記者会見全編の動画はこちらです。

 

 

会場にはたくさんの記者が訪れ、アンケートに現れる困窮する若者の現状を取材してくださいました。

 

ユキサキチャットの利用者512人に回答いただいた調査では、39.8％が怪しい求人を見たり、実際に誘われた経験があり、さらに11.7％の若者は闇バイトに関わった、もしくは周囲に経験者がいると答えました。

 

 

数字に表れているように、闇バイトは若者のすぐ身近に忍び寄っています。しかし、巻き込まれそうになっても、誰かに相談することは困窮する若者にとって難しい行為です。相談しない・できない理由として、「相談しても解決できなそう」（46.9％）、「警察や大人に怒られるかもしれない」「電話相談はハードルが高い」といった回答が目立ちました。

 

 

さらに今回の調査では、「闇バイトを検討する若者」と「検討しない若者」との間に大きな差があることがわかりました。

 

たとえば「経済的に苦しい」は闇バイトを検討する若者が1.5倍以上、「家族と仲が悪く頼れない」「経済的に家族に頼れない」といった回答も大きく差が出ていました。また、闇バイトを検討する層の8割以上が、その理由を「自分の生活費・奨学金返還・病院代・税金支払いなどにお金が必要なため」と答えました。闇バイトの背景には、日常的な困窮や孤立があることが伺いしれます。

 

 

会見では、代表の今井から「制度があるのに使えない社会がある。だからこそ、まずは“つながる場”を私たち民間からつくる必要がある」という旨のお話をしました。

 

 

D×Pが運営する「ユキサキチャット」は、誰でも、どこでも、いつでも相談できる場所です。そこから食糧支援や給付支援につながることで、「もうダメだと思ったけど、少し安心できた」という声にも出会ってきました。

 

昨今の物価高に加え、米国の関税アップなど、人々の日常生活がさらに圧迫されているなか、ユキサキチャットへのSOSはどんどん増えていくものと思われます。一方でD×Pにとっても物価の高騰は例外なく厳しいもので、若者たちへの食糧提供や現金給付を継続するだけでも大変な状況です。

 

そこで現在、「闇バイトから狙われる前に、困窮する若者に支援を｜D×P寄付募集・春」と題してクラウドファンディングを実施しております。目標金額は2000万円、2万食の食糧提供と、現金給付、そのほかD×Pの活動費に活用いたします。

 

若者たちの春が、少しでも希望溢れる日々になるように。みなさまの温かいご寄付をお願いいたします。