【残り２日】クラウドファンディング担当から最後のお願い

いつも永青文庫を応援いただき誠にありがとうございます。

 

69日間のプロジェクトも、ついに明後日で終了となります。初日の2月28日は最低気温3度という凍えるような寒さでしたが、最終日を迎えるゴールデンウイーク明けは、もう半袖でも過ごせる暖かい気候となっています。巡る季節を感じながらの長い挑戦のようで、いまになってみるとあっという間の69日間でした。

 

現在、430名もの方からのご支援で、目標額71％まで到達しております！本当にありがとうございます。

 

 

感謝の気持ちとともに、永青文庫職員・クラウドファンディング担当者の、本プロジェクトへの想いを綴りました。

 

新緑の中の永青文庫本館

 

プロジェクトの意義を胸に、毎日皆様へ有用かつ楽しい情報とともにご支援をお願いしてきた約２カ月半。なかなか成果が出せずに担当としての不甲斐なさを感じながらも、いただく皆様からの応援に励まされながら、日々情報発信の方向性や方法の見直しつつ取り組んでまいりました。

 

プロジェクトページ上やSNSから、またご来館の際に皆様からダイレクトいただくお声や反応からは多大な気付きがあり、様々な勉強になりました。至らない部分もあり失礼もあったかと思いますが、多くの支えをありがとうございました。

 

緊迫したこの期間の終わりが見え、少しホッとする部分もありながら、もっとできることがあったのではないかという心残りと、一抹の寂しさを感じております。

 

 

当館の文化財修理プロジェクトの始動は、一昨年。未曾有のパンデミックにより大打撃を受ける中、館としてどのように膨大なコレクションを守り、社会に貢献し続けていくかという問いの中から見出されたひとつの解としての試みでした。

 

第1弾プロジェクトのTOP画面

 

 

広く多くの皆様に向けて自館の事業に協力をお願いしていくということは、当館始まって以来の初めての試みで、クラウドファンディングへ踏み出すまでに館内でも沢山の迷いや不安が交錯しました。

 

いまもって、この文化財修理プロジェクトを、今後も同様にクラウドファンディングという形で続けていくかという検討が必要となる課題もあります。所蔵品を守り繋いでいくことは、１点１点の作品のみならず700年続く細川家の歴史と文化を残し伝えていくことだと考えておりますし、第２弾となる今回も皆様からの温かいご支援をいただき、永青文庫の活動へ手を添えていただける方々がたくさんこのような結果をいただけたことは永青文庫にとって大きな意味を持つことです。そしてその成果は、当館の所蔵品だけではなく文化財全てにとってかけがいのない宝物であり、未来は明るいと担当者としては感慨深い思いでおります。

 

大切な文化財の[保存]と、その価値や存在を十分に活かす[活用]という相反する使命を持つ美術館という施設の役割を果たすべく、永青文庫は今後も積極的に、その両立と発展を目指していかれるよう、一職員として精一杯従事してまいりたいと考えております。

 

どうぞ今後とも、皆様からの応援、ご指導を賜れますと幸いです。

 

 

なお、プロジェクトの準備や実施に当たっては、クラウドファンディング運営会社のREADYFORチームの皆様を始め、様々な分野の専門家の皆様にも多大なご協力をいただいております。ご支援者の皆様への感謝と同様に、実施までご協力いただいた全ての方へもこの場をお借りし、お礼を申し上げます。大変ありがとうございました。

 

 

あと２日。さらに多くの皆様に、本プロジェクトへのご理解、ご協力を賜れますとありがたく、最後までご協力のほどお願い申し上げます。

 

 

 

追伸：

皆様への敬意と感謝の結晶として準備した返礼品は、今回のプロジェクトでしか作り得ない、永青文庫と所蔵品の魅力の詰まった、類なき珠玉の逸品と自負しております。ひとりでも多くの皆様の元へお届けできることを願ってやみません。お届けは７月頃を予定しておりますが、発送の準備も楽しみにしております。

 

▽返礼品▽

 

 

担当者の徒然なる想いとお願いにお付き合いいただきありがとうございました。残り２日。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

プロジェクトＰＲのため、ピンバッチセットを付けたスタッフパス