
支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 28人
- 募集終了日
- 2023年3月31日
トゥルク市の図書館併設の空き施設を活用して木のおもちゃの遊び場をオープン!6月編
みなさんこんにちは!
おかげさまで6月も5月に引き続き、トゥルク市の管理する図書館併設の空き施設で週に3日、木のおもちゃの遊び場をオープンすることができました。市のイベントカレンダーの登録の仕方を改善したり、現地の方が利用するFacebookグループでイベントをシェアさせていただいたり、一度来館いただいた方々の口コミを広げていただいたことで、市街から少し離れた場所にも関わらず常に来館者の方に木のおもちゃで楽しんでいただくことができました。クラウドファンディングの支援者のみなさんへ、この場を借りて改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです。私たちの夢を一緒に叶えてくださり、本当にありがとうございます。
イベント期間中にたくさん目にした、お父さんお母さんも一緒になってひとつひとつのおもちゃで遊んでいるようすに心が温まりました。遊びのなかで楽しいところを一緒に見つける人がそばにいてくれると、シンプルな木のおもちゃの魅力がより引き出されます。

6月になるとほとんどの学校が休みに入ったことで、小さな子だけでなく小学校に通う子どもたちも家族で遊びに来てくれました。図書館の隣の場所なので、本の貸し借りと併せて遊びに来てくれることもありました。たまごの形をした色んな樹種の美しさを、遊びながら実際に触って感じてもらうこともできました。

ボランティアで手伝ってくれた日本人留学生は、木の3Dパズルにチャレンジしてくれました。慣れていない限り難しくて遊ぶのを諦めてしまいがちなおもちゃなのですが、うまく組み合わせられないか考えている間は頭を空っぽにして集中できるので、情報が溢れている現代にはちょっとした瞑想になるかもしれません。

湿地の生物多様性を保全するプロジェクトの展示室では、トゥルク大学の「Luonto 2100」の取り組みを紹介するポスターやパンフレットをご覧いただくことができました。Luonto 2100は、将来の2100年を見据えて、森林の生物多様性やレクリエーション的な価値、炭素隔離を強化するための取り組みをされていて、今回のイベント期間中には、木というおもちゃの素材から森林についても関心を持っていただくきっかけを作ることができました。

男の子が木のおもちゃの車のハンドルを握って、お父さんに「じゃあ僕が運転するから、同じ車に乗ってね」と言って、男の子がハンドルを切る度にお父さんが本当に車に乗っているように揺れてみたりして、とても想像力豊かな遊び方だなと思いました。姉弟の女の子もまた想像力豊かで、木のカエルの人形を使って、とても長い物語を自分で作って遊んでいて、自分で何かを組み合わせて足りない部分を創造的なアイデアで楽しくできる力は素晴らしいなと思いました。

木のストラクチャー「Casita」は、6月もほっとしてくつろいで遊べる場所になっていました。つみきをその上に並べたり、リスのパペットを屋根のところに住まわせたりと、立体のものがあると遊びも少しずつ広がって素晴らしいなあと思いました。

ときには本当の家のようにテーブルや椅子を用意して遊ぶ子もいて、Casitaがすっかりこの遊び場に馴染んで、なくてはならないものになっていたのが嬉しかったです。

土曜日の手作りおもちゃのワークショップでは、たくさんのカラフルな蝶々とミツバチが生まれました。

木や糸など自然の素材を使って自分の手で何かを作る体験で、この遊び場をより楽しんでもらえたのではないかなと思います。小さな子は保護者の方に手伝ってもらい、完成させることができました。

今年から仲間入りしたおままごとのおもちゃは、ちょうどいい高さのテーブルを用意できたことで本当に料理をしているように楽しんでもらうことができました。

私自身も、子どもたちと遊びながらけん玉を練習することができました。小さな技でも、できるようになったことをみんなで喜べるのが、けん玉の素晴らしいところだと思います。

みんなで遊んでいると新しいアイデアが出てくることもあります。「てるぺん」という木の椅子のおもちゃ一つとってみても、この2か月間に遊ぶ子によって色んな積み上げ方があるのを見ることができました。

カエルマンションを作ってくれた子は、ぜひ写真をとってほしいと見せてくれました。

フィンランドの家具職人で木の彫刻アーティストのMinja Kolehmainenさんの「ROCKS」という作品を、子どもたちに実際に作品に触れて木の美しさを感じてもらうことができました。ごつごつしていたり、なめらかな部分があったり、木という素材を通して岩を想像することができました。

その日初めて会う子どもたち同士の言葉を越えた遊びの交流もあり、木のおもちゃはやっぱり素晴らしいなあと思いました。

どんなおもちゃも創造的に自分なりのルールを作って遊んでいる男の子がいました。何かができる度にお父さんに見せて誇らしそうにしているのがとても微笑ましかったです。

今年1月に長野・木曽おもちゃ美術館で出会ったおもちゃ作家の小松つよしさんがTouch Woodへ寄贈してくださった木のパズルも、この遊び場でたくさん遊んでもらうことができました。ちょうどモチーフになったウクライナ民謡の『てぶくろ』の絵本があり、一緒に記念撮影をしました。遊びと木のおもちゃを通して、絵本の物語のように分かち合う心と平和が広がりますように。

フィンランドでクリスマスと同じくらい大切なイベント夏至祭のある週も、たくさんのご家族が遊びに来てくれました。夏のコテージなどで過ごす方も多いですが、木のおもちゃの遊び場を選んで足を運んでくださった来館者のみなさんに感謝です。

最終週は、3日間とも開館時間から閉館時間までめいっぱい遊ぶのを心待ちにしてくださる方がいて本当に嬉しかったです。

6月の初めから、毎週お小遣いを握りしめて何度も遊びに来てくれた子は、全部のおもちゃの楽しさを私たちに負けないくらい知り尽くしていました。最終週には自分でカエルの学校の物語を作って遊んでくれました。

5月の初めに遊び場に来てくれた隣接図書館の司書さんは、最終週に友人を連れて来てくれました。フィンランドでは珍しい木のおもちゃをひとつひとつ試して、大人も楽しむ心があれば楽しめるということを証明してくれました。

5月末に遊びに来てくれたご家族が、友人を連れてまた遊びに来てくれました。前回は閉館間際で少ししか遊べなかった分、今回は存分に遊んでもらえて本当に嬉しかったです。

年齢によっておもちゃの遊び方は変わりますが、少し大きなお兄ちゃんお姉ちゃんが、自分より小さな子に喜んでもらえるように木のおもちゃを見せてあげているようすに心が温かくなりました。

ふと見たときに、「ツミニー」というトラックが荷物を運んで出発する日本のおもちゃと、トゥルク近郊のパライネンという場所で元トラックドライバーのおもちゃ作家さんが作るトラクターのフィンランドのおもちゃが、男の子の遊びのなかで自然とコラボレーションしていました。

最終週は、「ずっと来ようと思ってた」とイベントのことを頭の片隅に置いてくださっていたご家族や、リピーターでまた遊びに来てくれたご家族がいて、この場所が楽しい場所として現地の方に定着し始めてきているのを肌で感じて本当に嬉しかったです。

木のおもちゃのおもしろい動きや遊び方に感動して、ビデオや写真を撮りながら遊ぶようすもたくさん見かけました。もし木のおもちゃと関わりのないところからやって来たら、私もきっとたくさんの写真を撮るだろうと思います。

最終日の手づくりおもちゃのワークショップも、おかげさまで大盛況となりました。

その子なりの蝶々やミツバチの色の選び方があって、見守っていてもとてもおもしろいと思いました。お家でも、ひらひら空を舞うように遊んでもらえたら嬉しいです。

6月18日(火)には、地元紙「Aamuset」にこの遊び場についての記事を掲載していただきました。タイトルは、「Nummi図書館で特別な力を持ったおもちゃで遊ぶ」です。ちょうど保育園の訪問の際に取材に来ていただき、この遊び場がどんな思いから実現したかを丁寧に取材していただくことができました。

「もっと木のおもちゃで遊びたい?」の質問ボードは、最後の日に「YES」が星でいっぱいになっていました。今回のプロジェクトの市の担当者の方も遊びに来てくれましたが、この子どもたちの声がフィンランドのよりたくさんの方に届いて、波のように広がっていってもらえたら嬉しいです。

最終日には撤収作業の後、2か月間毎週通ったNummi図書館の前で記念写真を撮ってもらいました。初めてフィンランドで遊び場を運営する機会をいただいて、わからないことを少しずつ解決して前に進む日々でした。お金では得られない貴重な体験をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。来館者のみなさんからは、たくさんの「Kiitos(ありがとう)」と笑顔をいただき、私たちもとても嬉しかったです。

この夏は次のイベントの予定もあります。その後もこの遊び場に続く足がかりを作っていきたいと思います。長い文章になりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
リターン
3,000円+システム利用料
3千円コース【感謝のメール】
感謝のメッセージをフィンランドからメールでお届けします!
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
10,000円+システム利用料
1万円コース【紙のポストカード】
直筆の感謝のメッセージ書いた紙のポストカードをフィンランドからお送りします!
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
3,000円+システム利用料
3千円コース【感謝のメール】
感謝のメッセージをフィンランドからメールでお届けします!
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
10,000円+システム利用料
1万円コース【紙のポストカード】
直筆の感謝のメッセージ書いた紙のポストカードをフィンランドからお送りします!
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
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- 2023年5月

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