寄付総額
目標金額 8,000,000円
- 寄付者
- 195人
- 募集終了日
- 2017年2月15日
単独で外出できない不自由さ(前半)
私が大学生時代にフィリピンに留学して半年たったころ、どうしても我慢できなくなったことがあります。一人での外出が許されない不自由さです。
日本では視覚障害者が一人で外を出歩くのは当たり前ですし、私の場合一人暮らししていることもあり、たいていの場所には単独で行っています。私がいつどこへ行こうが誰が何を言うでも無く、完全に自由です。
しかしフィリピンでは、とくに首都のマニラでは、安全上の理由で、視覚障害者が、とくに外国人の女子である私が、1人で外を出歩くのは、物を取られたり襲われたりする可能性が非常に高いです。したがってホストファミリーから、1人で出歩くことを許されず、いつもガイドヘルパーの人と一緒でした。
何と言うか、本当なら1人で歩ける道なのに、いつもいつも人にガイドされて歩くのは、かなりプライド傷つきます。私が昨日どこへ行って誰と会い、何を話したか、帰りに何を買ったか、今銀行に幾らあるかなどなど、ガイドの人に全て知られているわけですから、プライバシーも何もあったもんじゃないです。 最初の半年こそ、フィリピンは日本とは状況が違うんだから仕方が無いんだと自分に言い聞かせてきましたが、半年たった10月初めごろ、もう自由になりたくてなりたくて、 1人で外に出たくてたまらなくなりました。 何で私は、1人で家の周りさえ歩くことができないのか、 もし誰かにガイドされて外に出なきゃいけないのなら、もう外出なんてしたくない、 そう思いました。
また、半年単独で外出していない自分は、日本に帰ったらもう1人で電車など怖くて乗れないんじゃないか、白杖の使い方なんて忘れてるんじゃないかと。 籠の中で飼われている鳥は、次第に飛べなくなって行きます。飛べない鳥なんて、もう鳥じゃないですよ。自分が持っていたはずの能力が、日に日に失われて行くのを感じるのはものすごく怖いです。
1人で外へ出たい、家の周りだけでもいいから、自由になりたい…、それを周囲に何度も話し、ホストファザーに泣いてうったえても、結果は、 「君は外国人だし、女の子だし全盲なんだから、たとえ家の近くでも1人で外を歩くのは認められない」 と言う返事でした。 「君に単独で外出する能力があるか無いかの問題じゃない。それができることは分かってる。でも、日本とフィリピンでは状況が違うんだよ。その現実は、受け入れるしかない」 とみんなに言われました。
ギフト
5,000円
5,000円寄付コース
■ サンクスメール
■ ニュースレター
■ 領収書
- 申込数
- 95
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月
10,000円
10,000円寄付コース
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- 申込数
- 76
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