シェルターメディスン

シェルターメディスンの勉強を始めました。

聞きなれない言葉かもしれませんがシェルターメディスンとはアメリカ・カリフォルニア大学にて研究が進められている、動物保護施設のための獣医療のことを指します。

「シェルターメディスン」を日本語に訳すと「動物収容施設に関わる伴侶動物の群管理に関わる獣医療」となります。「群管理」は、動物が個体ではなく「群」で存在する場所（＝シェルター）を意味し、メディスンとは「医療」を意味します。つまり、一般家庭で飼養される伴侶動物に対する獣医療とは異なる環境で動物を保護・管理するという考え方・手法です。

シェルターメディスンは地域の様々な動物問題に対応する新しい獣医療です。

※日本シェルターメディスン学会から抜粋しました。

家庭で飼育されている動物の場合は健康状態の管理は一頭一頭個別におこなえます。
しかし、保護施設など集団で生活している場合、誰がご飯をどのくらい食べたか、誰がどんな状態の排便をしたかなどを正確に把握することが難しいし、どんなに気をつけていても、感染症が蔓延したり、家庭飼育では起こりえない問題も起こることがあります。

そこで、これらを「科学的に管理する」ことが、シェルター・メディスンです。シェルター・メディスンは、保護施設にいる動物たちをひとつの群として管理し、群全体の健康状態を維持しながら、一頭でも多くの一般家庭に譲渡することを目的としています。

まだ始めたばかりですが正しい知識を持ち正しい管理が出来るよう頑張ります。