思いを胸に

　病院で抗がん剤治療にのぞんでいたときにできた夢があります。

私は今その夢に向かって歩んでいます。
　
　当時、病棟の談話室で多くの患者仲間とわいわいお互いの夢を語っていました。明日とも知れぬ命の人々が夢を語り合うのです。嘘か誠か。信じられないかもしれませんが、とても楽しいひとときでした。

　そのときに、エレメンタリュウムの店を出したいと語っていた女性がついに店をオープンしました。四国で初となるプロの資格をとって。

　がんは、死を連想する病ではもはやないのではないでしょうか？生き方を変えるチャンスを与えてくれているだけなのです。

　そのことをぜひこの本を通して、治療仲間に伝えたいのです。
ご協力どうぞよろしくお願い申し上げます。