クラッシュ！3日目

（ムナ先生初登場するも・・・）

 

昨日午前十時、テレビ会議の部屋でガザの先生方は準備万端でアンマンからのワークショップが始まるのを待っていました。多くの先生が興味を持っている第3回目のセッション、「読み」に関する学習障害を学べるからです。

 

（とまどうガザ）

 

しかし、テレビ会議の回線が混んでいたからなのか、他にテクニカルな問題があるのか、アンマン側から戻ってくる音の中にガザ側のエコーが混じって聞こえたり、ムナ先生の話し声が途切れたりしたため内容が聞きにくく、集中するのにも大変な始まりとなりました。途中短い休憩の間にもその問題をどうにかしようとしましたが直らず、少し聞きにくい状態が続いたのです。

 

（ネットの状況にイライラするガザの先生たち）

 

しばらくすると回線が落ち着いたのか、先週と同じような状態に戻りました。先生たちの集中力もだんだんと上がり、さまざまな質問をしたり、ガザのクラスの様子を説明したり、生徒の様子を説明する場面も見られました。

 

（ネット復旧し白熱する質疑応答！）

 

が、集中力も高まったところで研修の時間の後に会議室を予約しているグループが到着してしまい、「読み」のセッションをすべて終わることができませんでした。ムナ先生からは「もっとインターアクティブにやりたかった。今度はこんなテクニカルな問題がないといいのですけど。」とご意見いただきました。次回は少し早めにセッションを始め、できるかぎり前回終わらなかった部分をこなしてくださる、とのことでした。

 

ワークショップはこのイニシアティブのスタッフの他、ビデオ会議の技術者など多くの人々に支えられていることを痛感する日でした。今日もアンマンのスタッフにはよろしくお願いしたのですが、明日のセッションこそは問題なく進むよう願っています。

 

【ガザ・大澤小枝】