スクイーズこんな場面で活躍！〜子どもver〜

こんにちは！実行メンバーの矢野です！

皆様、SNS等でも本プロジェクトへの応援コメントやいいね！を頂きましてありがとうございます。

応援を胸に、引き続き頑張ってまいります！！

 

 

前々回の活動報告では「スクイーズ活用方法」のご紹介をさせていただきました。

さて、今回は実際にどのような場面でどのように活躍するのか…

子どもの場合を例に挙げながら、具体的にお話させていただきたいと思います！

 

 

発達障害特性をもつお子さんで、 ”初めてのことが苦手" というお子さんを多くお見受けします。

経験したことがなく、想像しようにもできない…。この状況は、当事者からすると大きな恐怖に感じることがあります。

 

その恐怖から、時にはパニックになったり、暴れたり、その場で固まってしまったり…というような、一人ひとり違ったいろいろな症状の出方をします。

　

 

例えば学校では、そのような子が安心して物事に取り組めるように様々な手立てをします。

 

・見通しをもたせるために、動画で一連の流れを見て予習しておく

・前もって伝えておいて、家で経験しておく

・手順カードを準備していつでも確認できるようにする

・支援員の先生に近くにいてもらう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　……などです。

 

とはいえ、不安や恐怖の気持ちや場面というものは、予測してある程度備えることができたとしても、備えた時ぴったりに起こるだけではなく、全く予測できない瞬間に起こることもあります。

 

そのような時、握ることで安心したり落ち着いたりすることができるスクイーズは、緩和・解決の一つの選択肢になります。

 

まず、この "握る" という感覚が一つの刺激になります。

"不安" や "恐怖" と感じているその思考に "握る" という別の刺激が入ることで意識を分散したり、緊張で固まった体の力を、 "握る" という動作をすることで分散させたりすることができるのです。

 

スクイーズによる刺激が "安心できる刺激" となることで、「これ（スクイーズ）があるから大丈夫」と、日々の生活や社会活動に安心して参加することができます。

机の中に入れておいたりカバンの中に入れて携行したりすると、いつでも触ることができて手軽に気持ちを落ち着けることができるので、イレギュラーにも対応しやすいです。

 

例えば、発表会などの行事や参観日などの人が集まるとき…

普段と違う学校、教室、教師の雰囲気などが不安を引き起こすことがあります。そのときに落ち着くまでスクイーズを握ることで不安を緩和・解消させることができます。

 

 

ここまで「不安」「恐怖」というキーワードでご紹介しましたが、安心できる刺激は「怒り」や「衝動」「多動」にも同じように効果があります。

 

ちょっと前のモヤモヤが蘇ってイライラしてきた…。

授業中に45分座り続けるのがつらくなる…動きたくなる…。

そのようなタイミングでスクイーズを握ることで気持ちを緩和させることができるのです。

 

子どもは知っている語彙が多くなく、同じように、使いこなせる語彙も多くはありません。不快に感じる感情や感覚を、どのように言葉で伝えればよいかわからない場面が多くあるのです。そのことでますます不安が高まったりストレスを抱え込んだり、何かしら症状に出てしまうという状態に陥りがちです。

そういった背景からも、すぐに感情や感覚を緩和させることができるツールというのはその渦中にいる本人にとっても大きな安心となり、自分の本来の力を発揮することができる喜びに繋がるものであると思います。

 

もし、困り感を抱えて悩まれている方でスクイーズをまだ知らない方…検討している方…

本プロジェクトがきっかけとなってくださり、少しでも皆様が安心して過ごせる時間が増えてくださればこんな嬉しいことはないです…！

そんな願いを込めながら、残りの期間も頑張って参りたいと思います！！