【あと52万円で1600万円！】TNRで福祉・地域・愛護団体の連携が好循環を生んだ例をご紹介します！

甲斐です。

クラウドファンディング、残すところあと9日です。

 

いつも応援してくださる皆さまには

引き続き拡散などのご協力と

最後まで一緒に見守っていただけたらと思いますm(__)m！

 

 

ハッピーボイスには日々沢山の野良猫問題、多頭飼育問題が入ります。

 

中でも行政、それに携わる地域包括からの相談案件も多く。

 

先週も佐賀市環境課や小城市社会福祉課から高齢者さんの多頭飼育問題の相談がありました。

 

行政にできること…

 

愛護団体にできること…

 

お互い情報共有しながら対処する案件は解決までスムーズに進める事が多いです。

 

2020年に対応した佐賀市内の高齢者さんの多頭飼い案件。

最近また更なる問題で対応中なのですが…

 

 

『高齢者さんの多頭飼育問題～のTNR①～⑥』

としてブログで報告していました。

 

近所との付き合いがあまりない、

ちょっと偏屈なじいちゃんがお世話している猫は3世代で結局20匹程いました。

 

近所の方々からの糞尿被害、夜中のケンカでの鳴き声問題等々…

 

じいちゃんとお隣さんはいつもケンカ口調での言い合い…

 

最初は『苦情問題』で佐賀市の環境課から相談を受け現地に行きましたが。

 

間もなく高齢福祉課、地域包括支援センターからも

今度は『高齢者さんが不妊手術していない沢山の猫を飼育している』という心配からの相談を受けました。

 

どちらも同一人物のじいちゃん

 

高齢福祉課担当、保健師さん、ケアマネージャーさんからまずは何をしたら良いか聞かれたので、

 

ゴミだらけの部屋に家外自由の猫たちがいてノミも凄いとの事。

 

『まずはバルサン炊きましょう！』と伝えました。

 

翌日、じいちゃんがデイサービスに行っている間に

保健師さんとケアマネージャーさんで

猫たちが部屋に1匹も居ない状態にしてバルサン完了してもらいました。

 

翌日、保健師さん、ケアマネージャーさんに加えヘルパーさんも一緒に部屋の大掃除。

 

私はその間、偏屈なじいちゃんに警戒を解いてもらうように外で世間話をしながら

猫たちの詳細を聞きました。

 

相関図を作り。

お母さん猫の黒猫シロ 笑

を大元に3世代の猫たちは15匹ほど

（のちにTNRした猫は20匹になりましたが）

 

 

ようやく落ち着いて来た矢先、

保健師さんから連絡がきて

じいちゃんが入院されたと…

 

ヘルパーさんは人のお世話以外は出来ません。

そのため、じいちゃんが留守の間は私と保健師さん、ケアマネージャーさんが仕事終わってから交代で餌やり。

 

保健師さんからの情報がなければじいちゃんの入院は知りませんでした。

 

入院中に私には毎日電話をしてきて

猫たちの餌には生卵を混ぜてあげて…とか

缶詰めにチクワ混ぜて…だとか

独特のメニュー  (^^;

 

そして無事に退院され。

 

 

更に月日が経ち去年の8月。

 

じいちゃんは病院帰りに自転車で倒れ脳梗塞でそのまま逝ってしまいました…。

 

猫たちはこの3年で20匹あまりが命を全うしていき

7匹まで減っていました。

 

だけどあと7匹をこれからどうするか…

という時にあんなにケンカしていたお隣さんが

猫たちを見兼ねてご飯と水をじいちゃん宅に近い自宅敷地に置かれていました。

 

そして、苦情を言われていた近所の方々や民生委員さんが猫たちのお世話を引き受けてくれたのです。

 

 

 

 

この案件は

行政との情報共有とお互いにできる事を協力し合い進める事が出来ました。

 

そしてそれを温かく見守ってくださった

本来の苦情主さんたちが

今ではじいちゃんの猫たちのお世話を引き継いでくださりm(__)m

 

色んな方々の協力で成し遂げた案件です。

 

引き続き、民生委員さんとは連絡とりながら

じいちゃんの代わりに猫たちを見守っていきます。