竣功のご報告

令和4年6月5日、無事に【手水舎新築工事竣功祭】を執り行いました。

 

当日の天気予報は曇りから雨となっておりましたが、雨に降られることなく、過ごしやすい天気の中で執り行うことが出来ました。

 

きっと次に建て替えることがあるとすると、何十年も先のことになります。

この建設の過程をみることが出来るのは今だけに、過程と共に完成を楽しみにしてくださる方がとても多く心から嬉しく思っています。

 

 

 

 

 

神事には神社関係者などの方にご参列いただき、厳かながらも、完成の喜びとこれからの未来の子供たちへ歴史を繋いでいくという想いに包まれた雰囲気の中で行われました。

神事終了後は、手水の水をいよいよ流し、参列された方に最初に手水を取ってもらいました。

 

 

また、この度、皆様の多大なるご支援により、当初予定していた屋根がトタンから銅板へ、直線から曲線のある美しい屋根へ、柱も1,5倍以上太くなり、御神文や神使である福丸の彫刻を施し、官公庁街にあるとはいえ、夜には真っ暗になるので、御神灯をつけることができ、皆様が心身ともに気持ちよく清めることが出来るように、なおかつ、以前より雪の心配が少なくなっただけではなく、後世に受け継いでいくにふさわしい手水舎となりました。

 

ご芳名板も皆様に近くで見てもらいたいという想いから、当日は、あえて上には掲げず、じっくりと見ることが出来るようにいたしました。

 

 

「先祖代々廣田様に見守ってもらっている。今の自分があるのは廣田様のおかげ。だから自分の祖父がそうだったように、私も孫にも伝えていきたい。」「はじめは特に自分の名前を記しても記さなくてもどちらでもいいかな。と思っていましたが、実際に自分の名前が形となって神社に掲げられるというのを見ると、想いが溢れ、こうやって後世に繋がれていくんだなぁ。と思いました。」などお話しされていました。

 

 

今回、大室建築さんと宮司の計らいにより、特別に屋根の銅板の裏にご奉賛された方のお名前を書かせていただきました。

もしかしたら100年後。

建て替えることとなった時、一枚一枚に書かれたお名前を見て、100年後の皆様には、どんな想いが伝わるのでしょう。

きっと、私が思ったように、どんな時も神様に見守られ、今こうしていられることに心から感謝し、こんなにも沢山の方の想いによって、支えられて、今日まで受け継がれてきたという有難い気持ちでいっぱいになることと思います。

そして、私たちや皆様が日頃より神様に手を合わせ、大切な節目に、共にしっかりとお祭をしていくことが、この先100年1000年と続く神社へと繋がっていくのだと思います。

無事に竣功の日を迎えることが出来たのも、皆様の支えがあったからこそでございます。

誠にありがとうございます。

今日の感謝と喜びを胸に、これからも皆様と共に神社をお護りしていくようつとめて参ります。

どうぞ、皆様、今後ともよろしくお願いします。