はじめの一歩

友人が働く施設でカレンダーをつくるので、イラストを描いてくれる人を探している、と相談してくれて。

「わたしでよかったら、かくわ！」

といってかいたのが、赤カレスタートのきっかけです。
ちなみにそれまで、美術関係の学びをしたことも、美術部だったこともありません。我ながら、こういう「やってみちゃう！」ところ、アッパレだと思います。

その時、私は20代で3児の母になったところで。
4歳、2歳、2か月のちびっこたちと戯れて日々暮らしていたのでした。

その時の私の頭には、あかちゃんのことしかなかった。

 

うまれてきてくれてありがとう

 

ただただ、言葉にしたいことを、形にしていきました。
そしたら

 

「このカレンダー、私もほしい」
 

 

と、自然に人が集まってきて、またたくまに口コミだけで600部、注文が入ったのでした。

 

当時の画像を見ると、日付までほんとに手作り感いっぱい。

 

わたしでも、社会に何かできる。

 

という思いで、セコセコ家でカレンダーを創っていたのを思い出します。まさか、そのあと8年間続き、さらにはこうしておうちごはんプロジェクトに続いていくことになろうとは、その時は思ってもみなかったことです。

最初のモデルは、この写真。

17年前の長女です。

 

 

気持ちは今も同じ。生まれてきてくれてありがとう。