「酒粕ミルクスイーツ」ができるまで（その１）

今日は、商品開発のテーマである「酒粕ミルクスイーツ」が誕生するまでのお話を、改めてご紹介したいと思います。

 

「酒粕ミルクスイーツ」のもととなる酒粕ミルクジャムは、2014年度の気仙沼での活動にて始まりました。このときはまだ授業の中で活動を始める前の非公式の課外活動の形で、夏休みのサマープログラムとして銀座で日本の一流のおもてなしに触れる「銀座おもてなし留学」を実施しました。（思えば、i.clubのスタッフとして僕が関わり始めた最初のプログラムが、このサマープログラムでした。懐かしい！）

 

 

このプログラムの中でおもてなしについて学ぶとともに、気仙沼の新しいおもてなしの商品として「気仙沼の酒粕」を使ったものが何か作れないかと、アイデアを考え始めたのでした。

 

サマープログラムに参加していた当時の向洋高校生たちは、気仙沼の酒粕と聞いて、ピンと来ていなかったようでした。酒粕は気仙沼にて魚の保存などに欠かせない食材だったのですが、多くの高校生が、知らなかったり、知っていても好きでないとのことでした。

 

 

プログラムの中で、酒粕をいろんな食べ物と組み合わせてみて、可能性を探る調理体験の時間がありました。

自分の好きな食べ物、相性がいいと予想する食べ物に合わせてみるなど、思い思いの方法で酒粕を試している中で高校生たちが得た気づきが、「酒粕は、乳製品・甘いものとの組み合わせがおいしい！！」ことでした。

 

今年度の授業でも同じなのですが、やはり、食べてみる・話を聞いてみる・体験してみるなど、実際にやってみることからの気づきというのは、自分たちにとって大きなものとなるのではないかと思います。

 

酒粕が苦手で食べられなかった高校生たちのこの実感から、酒粕をミルクジャムと合わせるアイデアが生まれたのでした。

 

 

酒粕ミルクジャムから酒粕ミルクスイーツが生まれるまでの続きの部分は、明日にまた更新させていただきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！