昨年の活動紹介①アイデア創造編

 

昨年度よりはじまった向洋高校の授業の中での取り組み。

i.clubの活動は、 これまでの非公式なクラブ活動と違い、週に２回の授業として新たなものになりました。

昨年の授業は、アイデアを生み出す作法を学び実際にアイデア発想を行う「アイデア創造編」、創造したアイデアを実現していくためのテスト販売やプロモーションを学ぶ「アイデア実現編」、最後に授業で学んだことを自分の身近なところに応用する「アイデア実践編」の３つのプログラムに分けて1年間実施しました。

 

つくりたい未来を、考える。

 

アイデア創造編では、アイデアを生み出す作法をもとに「酒粕ミルクスイーツ」のアイデアを考えました。

ここでは、いきなりアイデアを考えるのではなく、起こしたい変化やつくりたい未来を先に考えるようにします。アイデアから起こしたい変化を考えるのではなく、先に未来を考えることで、イノベーションとなる新しい価値や習慣を生み出すためのアイデアが発想できる、とi.clubは考えています。

 

昨年のそれぞれのチームでは、「酒粕を若い世代が身近に感じられるような未来に」「気仙沼を代表する新しいスイーツがある未来に」などいくつかの未来が想像されました。これらをもとにしてできた計８つのスイーツのアイデアから、気仙沼のお菓子屋さんが取り組むスイーツが決定したのでした。

 

昨年度の授業を通して生まれた酒粕ミルクスイーツたちの販売開始から、半年が経とうとしています。

高校生たちがつくりたかった未来に少しずつ向かっていけるよう、ここから先は大人たちの出番です。

お菓子屋さんたちとi.clubや学校、市役所など地域の力を結集し、酒粕ミルクスイーツをもっと多くの人に愛されるような商品にしていきたいです。

 

かんだひろき