プロジェクトに関わる気仙沼の方々の想い（市役所商工課）

みなさん、こんばんは。

目標金額の達成からも、引き続きみなさんに向け取り組みについてや関わる気仙沼の方々の想いをお伝えできればと思います！

 

ここ何度か、実際にスイーツの開発や販売に携わっていただいているお菓子屋さんへのインタビューが続きましたが、今回は、市役所の商工課物産振興係の中村さんへのインタビューをお伝えします。

 

昨年度の授業に続き、今年度もこの取り組みを共に進めていっていただいている市役所商工課は、物産展やさまざまなイベントなどへの出店についてや、気仙沼市内の事業者との連携におけるサポートを行っていただいています。

 

 

 

開発したスイーツをさらに多くの方に知っていただくための後方支援としての役割も、高校生たちにとっては新鮮な職業であるのかもしれません。作り手だけでなく、プロモーションに関わるデザイナーや販売に関するサポートを行う市役所など、多くの職種の方が関わり商品が世に出て行くということを、高校生たちが授業の中で実感できるとよいのではと考え、そういった方々との接点も授業に入れ込んでいっています。

 

それでは、以下は中村さんへのインタビュー内容です。

 

 

①昨年度のプロジェクトの感想

　地元の風土・伝統・文化を学び、地元の生産物を活用した物産振興、さらに地元の発展を考える授業があり、地元の高校生が一生懸命取り組んでいる姿に、私たち市職員としても大きな喜びを感じました。
　今回、気仙沼の新たなお土産となるようなスイーツづくりという目的で始まりましたが、気仙沼において昔から馴染みがある「酒粕」に着目し活用するということは、高校生である生徒のみなさんからすると、ほぼ未知の世界からのスタートであったと思われます。
　酒蔵を訪れ、気仙沼地方の酒粕文化を学ぶことから始まり、どのようなものが喜ばれるお土産なのかなど、商品化まで苦労があったと思いますが、菓子組合の方々にご協力いただき、商品化できたことはとても素晴らしいことだと思います。

 

②このプロジェクトに期待すること

　酒粕ミルクスイーツを商品化したことは素晴らしい実績ではありますが、今後はより多くの方に知っていただき、購入していただくことが大切になります。どのようにしたら売れるか、ＰＲや商品の工夫など、今後の展開を考える機会もあればいいなと思います。
　また、授業を通して学んだこと・素晴らしい経験をこれからの将来に生かし、活躍されることを期待しています。

 

③気仙沼にてつくりたい未来

　気仙沼市は東日本大震災により甚大な被害を受けました。しかし、５年が経過した現在、一歩一歩復興に歩みを進めています。
　これからは、新たなまちづくりを進めてまいりますが、結論から言いますと、多くの方に住みたい！と思っていただける「まち」が理想です。そのためには、今回酒粕ミルクスイーツに取り組んだ高校生のような若者の活躍が不可欠です。若者からお年寄りまで多くの市民が輝ける未来をぜひ一緒に作っていきたいと思います。

 

 

 

中村さん、ありがとうございます！

高校生たちが販売促進について考える機会や、酒粕ミルクスイーツがもっと多くの方に届くための工夫についても、ぜひご助言もいただきながら取り組んでいきたいと考えています。

２学期からの授業も、引き続き宜しくお願い致します！