
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 172人
- 募集終了日
- 2022年10月31日
モンゴル行くのに旅行したことがなかった車椅子ユーザーの突然の車椅子旅!〜奄美シュノーケル編〜
こんにちは。IPG 代表積田です。昨日は雨でしたが、皆さんいかがお過ごしでしたか?
私は雨自体はそんなに好きではありませんが気温が上がってくるこの時期の雨の中のランニングは意外と爽やかに感じられて好きだったりします。
IPG は、普段動けない方々の「動く自由」を応援しています。
先日から少しROAD TO MONGOLIAについて触れていますがhttps://roadtomongol.com/
モンゴルの大草原を車椅子ユーザーが疾走する前に、そもそも今回の主役の車椅子ユーザーNさんが旅したことなかった事実が発覚!!麻痺のせいか、もともと自分のベッドですら寝づらいのだと。モンゴルは23時着の飛行機で翌日から最長6時間の乗馬が待っている過酷さ。しかもゲル泊。練習なしには危険すぎます。
ですので、今回は国内旅行をしたことのない車椅子ユーザーがモンゴルの準備として飛行機を何回も乗り継いで国内3箇所の旅をしてどうなったかというお話です。チャレンジがたくさんありましたが、結果行った良かった。(今回は私の出張がらみの約1週間の旅があったのでそこにお誘い。)
とはいえ国内数泊からの宿泊練習でもきついので今回の旅の前に1泊ずつ山中湖、箱根は仲間内で長い宿泊練習に備えた練習はしておきました。
今回の旅程は4月13日から奄美に2泊。経由の福岡で1泊。別府1泊。熊本の山鹿1泊でした。本番6月23日からのモンゴルが3箇所移動の5泊なのでちょうど良い練習です。
今回飛行機使用回数とアクティビティが多く実感したのは、運動も旅行もきっと車椅子ユーザーさんは移動や準備は毎回億劫に感じるだろうな。と言うこと。今回一人介助だったので飛行機やレンタカー、慣れない土地での電車などいろんな場面に遭遇してスムーズに動くには思うより準備も必要なんだなと思いました。もしくは、むしろスムーズにしようと思いすぎずに過程を楽しむぐらいの心の余裕が必要かも。
急に運動の話になりますが、文部科学省の10年以上前の調査では、成人の約6割が定期的に運動している一方で、障害者は2割未満。車椅子ユーザーにいたっては、定期的に運動している人は約1割、約7割がまったく運動していないという結果でした。今はもう少し良いといえば良くなったけれど移動手段、運動できる施設のルール、付き添いの有無。などに根本的な困難さは残るため、「やりたくても、できない理由」がたくさんある社会です。運動も旅も一緒だ。
しかし!そこをなんとかするのがインクルだましいです。本当にNさんと意見が一致したのは、本音で行きたいのはバリアフリーな場所じゃなくて現状バリアフルな場所だということ。車椅子ユーザーや移動が困難な方はきっといけないと諦めがちだけれど、みてみたい景色ややってみたい体験は、障害の有無に関わらずおなじようにある。
モンゴルは未知数。まずは国内でのアクティビティにチャレンジをと言うことでやってみました。車椅子旅奄美シュノーケル編をお伝えします。
最初はそもそも荷物を持って空港に来ることが大変だったみたい。ラッシュ時、一人でそもそもトランクは持てないのでスポーツバッグに約1週間分の荷物を詰め、予定時刻の何時間も前に出発して羽田へ。着いたと思えば電動車椅子のバッテリーについて詳しく連絡してあるにもかかわらず、慣れない航空会社さんは右往左往。(これは良くあるそうですのでご注意を。事前連絡の上、時間かかる想定をしていく方がいいです。)座席は予約が遅かったので奥の方でゆーっくりゆーっくり手引き歩行。ホスピタリティに溢れる日本の航空会社さんはたくさんCAさんが着いてきてくださいました。
1泊目は奄美!レンタカーのトランクが車椅子を積むのに非常に困難な形でしたが奄美の人は優しくてすぐ変更してもらいました。(筋力のあまりない介助者さんの場合には車種選びには注意ですね。積み込みやすいものを選んでください。)Nさんは海にはいったことがないのでドライブに大興奮!まず策につかまり、立位で記念写真。

地元の超有名スーパー”ビックⅡ”に寄り、普段お酒を飲まないNさんもアマーミ(笑)というワインを買って1杯だけいただき、自炊してゆっくり過ごしました。

そしてそして翌日がすごい。なんとなんと初シュノーケル!奄美にはゼログラビティさんという素晴らしい宿泊場所があり、車椅子ユーザーもマリンアクティビティにチャレンジできます。Nさんはモンゴルのプロジェクトに参加する前、引きこもっていたとはわからないぐらい、できることはチャレンジしようと考えるようになっていました。息を吸うことの感覚が掴めないNさん。頑張りすぎないように気をつけながらも、ここは果敢でした。シュノーケルは何度もマスクを調整し、牽引してもらうような形で泳ぎ、はじめて海の魚をみることができました。生まれて初めての海です。どんな気持ちでしょう。結局プールで体験ダイビングも行い、海とプールで船酔いみたいになっていたけれど人生の幅が広がるすごいチャレンジでした。動画はどこかでアップしようかなと思います。最終日はカヤックに挑戦し、カメをみました。


ゼログラビティのスタッフさんたちの優しさ。心のバリアなんて1ミリも感じませんでした。
ここで語られた動画はROAD TO MONGOLIAのHPに必ずアップしますからぜひみてください。「ここまで来れたのはNさんが一歩踏み出せたから。でもその一歩はみんなの支えがあったからですね。支えは見つけたくてもなかなか見つからない。一歩は踏み出せた。でもそこから二歩目を出すのはNさん、あなたです。二歩目を出さなければ…」スタッフさんはたくさん笑わせてくれるけど、本当に誠実なんだと思いました。そして尊敬する上司についていく若いスタッフさんのキラキラした目もコメントも本当に良かった。鯨の話をする彼の目は、はじめて馬に乗った時のNさんとおんなじでした。一緒にいたお客さんはNさんの頑張りを知って思わずホロリ。最後はスタッフ全員で見えなくなるまで私たちの車に手を振ってくれました。


車椅子ユーザーや身体障害をお持ちの皆さん。ここゼログラビティなら何かできるかも。私も今度は鯨を語る若者に影響されて鯨と泳ぎたくなりました。(映画かと思うぐらいすごい写真を見てしまった。)ROAD TO AMAMIもいつか企画しょうかな。ご興味がある方がいましたらいつかご一緒しましょう。

ゼログラビティ以外でも奄美の人は奄美には何もないというけれどそんなことなかった。本当に必要なものは全てそこにありました。ハンバーガー屋さんはどこかを探してお店になかったフォークを用意してくれた。私は小さな頃から障害をお持ちの方のサポートをしています。長い支援経過の中では、時に世間の差別を感じることもありはしますが、奄美はなんだろう。全体的にそんな雰囲気がしません。奄美でご飯を食べるのにバリアフリーな店があるか聞いたら、バリアフリーじゃなくても奄美のその辺の人に言えばなんとかしてくれるよ。という回答が帰ってきたのは印象的でした。奄美の人は奄美を信頼しているんだろうなと。(もちろん物理的に難しいところもあるとは思うけれど、全体的に自然と人を助けるスタンスが根付いているのだと感じました。)
4月の奄美は、観光客も多くなく、海を独り占めできることも多そうです。本当にオススメ。
ゼログラビティを後にし、海へドライブ。Nさんは最後に砂浜を波打ち際の近くまで行ってみたいと言い、時間をかけて手引き歩行で波打ち際へ。最初は砂浜から遠くに座っていましたが、勇気を出して連れて行ってと頼んでくれました。やりたいことをやりたいという。助けて欲しいことは助けて欲しいと言う。それがなかなかできなかったNさん。この1年と旅を通して困ったら人に頼ることと、できることは自分で頑張ること、さらには誰かのために何かすること。を自分の中で育んでいるようです。引きこもりで、1年前は「どうやって友達を作ればいいの?」とうちのスタッフに尋ねていたみたい。1年で本当に別人。等身大で成長していく姿。笑顔もチャレンジも素敵。一方で、頑張りすぎないことも、壁にぶつかったら一歩下がっていいことも覚えました。
奄美でもまたNさんのファンが増えました。(1年で乗馬練習の応援者がそもそも増えています。有給を使ってくる人までいるぐらい。)
ありのまま夢に向かってチャレンジする姿はやっぱり素敵で応援したくなる。わたしもその一人です。次回は別府・山鹿編をお送りしますね。
ここまで読んでくださったたやの中にはもしかしたら障害の世界とは全く関係ない方もいるかもしれない。いろんな状況の方がいるとおもいます。そんな支援者の方々の多様さがゆっくり障害理解を育むのだと思います。
読んでくださってありがとうございます。
リターン
3,000円+システム利用料
応援コース|3千円
●お礼のメッセージを送信します
●「インクルーシブ運動場」イベント情報のご案内を送信します(希望者のみ)
※2023年12月31日までのイベント情報を対象とします。
●活動報告書を送信します
- 申込数
- 81
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
10,000円+システム利用料
応援コース|1万円
●お礼のメッセージを送信します
●「インクルーシブ運動場」イベント情報のご案内を送信します(希望者のみ)
※2023年12月31日までのイベント情報を対象とします。
●活動報告書を送信します
●活動報告書にお名前を掲載します(希望者のみ)
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
3,000円+システム利用料
応援コース|3千円
●お礼のメッセージを送信します
●「インクルーシブ運動場」イベント情報のご案内を送信します(希望者のみ)
※2023年12月31日までのイベント情報を対象とします。
●活動報告書を送信します
- 申込数
- 81
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
10,000円+システム利用料
応援コース|1万円
●お礼のメッセージを送信します
●「インクルーシブ運動場」イベント情報のご案内を送信します(希望者のみ)
※2023年12月31日までのイベント情報を対象とします。
●活動報告書を送信します
●活動報告書にお名前を掲載します(希望者のみ)
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月

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