ブルノンヴィルとは？ブルノンヴィルスタイルを学ぶダンサーに聞いてみましたvol.4

越智　ふじの

・ブルノンヴィルスタイルを学ぶ前と後で印象はどのように変わりましたか？

　ブルノンヴィル作品を学ぶだけではなく、バレエそのものの理解につながる、というのが一番の印象です。バレエに対する意識が変わり、マイムやポジションなどの大切さを実感しました。

・ブルノンヴィルスタイルを学んで、現在の踊りに活かされていることはありますか？

　ポジションの大切さを実感したので、レッスンでは鏡で確認しながら意識するようにしています。足のポジションだけではなく、体の方向、顔、特に手のポジションを一番意識しています。

作品の中で、マイムがどういう意味を持っていて、どうしたら伝わるのか、をとても考えるようになりました。

・好きな作品、シーン、または好きなマイムなど具体的に教えてください。

　「ラ・シルフィード」のリール

音楽が盛り上がり音楽との一体感を感じて、とても楽しく踊ることができます。盛り上がる中で、エフィーだけが１人、楽しい音楽から離れてジェイムスを探すところも、難しい場面ですが好きなところです。

・ブルノンヴィルスタイルで面白いと思うところ、若いダンサーが学ぶ意義などがあったら教えてください。

　音楽と踊り、マイムが一体になっている作品ばかりです。音の取り方がとても大事ということが再認識できます。また、何度も述べているように、ポジションやマイム、ブルノンヴィルを学ぶことはバレエの基本を学ぶことに通じると思います！