ウミガメたちの近況

　越前松島水族館では、１月１４日（日）、のとじま水族館からウミガメ８頭をお預かりしました。避難日程は天気予報とにらめっこして、１４日から強い冬型気圧配置となり日本海側は荒天予想となっていたため、予定より少し早めて午前中に行いました。

のとじま水族館でのウミガメの通常飼育水温は２３℃ですが、搬出時には設備が被災したため１６℃程度まで低下しているようでした。

移送後、越前松島水族館で飼育するバックヤード水槽では、のとじま水族館より２℃低い２１℃に水温を設定しましたので、水温をはじめ飼育環境が変わったこと、また当初は当館で飼育しているウミガメと同じ餌（サバやカマス）を与えてみましたがお気に召さなかったのか、ご機嫌があまりよろしくない様子でした。

そこで、のとじま水族館で与えていたイカを与えたところ、今ではすっかりご機嫌もなおったようで安堵しています。

実は、越前松島水族館で与えているサバやカマスより、イカは高価（！）なため、当館で飼育しているウミガメがヤキモチを焼かないように、飼育員は細心の注意を払って「見つからないように」イカを与えているのですが、それはココだけの秘密にして下さい（笑）

越前松島水族館　飼育員Ｓ