日本に逃れてきた難民の最低限の生活を守る緊急支援を届けたい!
日本に逃れてきた難民の最低限の生活を守る緊急支援を届けたい!

支援総額

1,421,000

目標金額 1,000,000円

支援者
133人
募集終了日
2015年2月23日

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2015年02月13日 17:09

Q6. 緊急支援はずっと必要なの?

日本に逃れてきた難民の方に、衣食住を提供できたらいいけれど、ずっと支援が必要なのだろうか?緊急支援はいつまで続くの?と思われた方もいらっしゃると思います。

 

 

今日は、私たちが実際に支援をした、アリさんの話を紹介させてください一昨年の12月頃、日本に逃れてきて、難民支援協会(JAR)を訪れたアフリカ出身の方です。JARにきたときには所持金もわずかで、寝るところ、頼る先もありませんでした。シェルター(一時避難所)は満室になったばかりで、寒空の下で路上生活を余儀なくされました。


JARで食事と仮眠をとり、事務所が閉まってからは、新宿を歩き回って体を温め、夜を明かす毎日。シェルターが空くまでの間は何とかしのいでいただくしかなく、カウンセリングを通じて寄り添いながら、支援していました。

 

路上生活が続いて2週間がたったとき、アリさんはカウンセリングのなかで「昨日、屋上から飛び降りようかと思った」と打ち明けるほど、追いつめられていました。「いまはどん底かもしれないけれど、この状況がずっと続くと思う?」と聞くと、そうは思わないと首を振るアリさん。もう少し頑張ろうと、慣れない寒さのなかでの路上生活を耐え忍びました。その数日後にシェルターに入れることが決まったときには、ぽろぽろと涙を流して喜んでいました。

 

残冬をシェルターで過ごし、なんとか冬を越してから、ようやく公的な支援につながり、自力で見つけたアパートで、新しい生活がはじまりました。母国ではエンジニアをしていたアリさん。公的支援につながってすぐ、仕事について相談がくるほど、自立への意欲を強く持っていました。就労支援スタッフの勧めもあり、JARの就労準備トレーニングに参加し、職場で必要な日本語や、日本企業の時間についての感覚など、日本で働く上で必要な知識を学習しました。しばらく連絡がなく、便りがないのは無事な証拠と思いながらも気にかけていたところ、先日、お電話がありました。

 

 

なんと、電機メーカーの工場での仕事を自ら見つけて採用され、公的支援はキャンセルしたとの嬉しい報告でした。電話先のアリさんの声は、1年前と同じ人とは思えないほど明るく、覇気がありました。難民となり、すべてを失った状態から、言葉も文化も異なる見知らぬ土地で、1年もたたずに自立したアリさん。彼の強さと適応力に圧倒されると同時に、あらためて、支援の必要性を痛感します。アリさんほど生き抜く力がある方でさえ、命を絶つことを考えるほど、日本に逃れてきた難民が直面する現実は過酷です。

 

この冬も多くの難民が昨年のアリさんのように危機的な状況に陥っています。シェルターや食事などの提供を通じて、困窮した生活をできる限り支えます。また、ニーズを満たすだけでなく、最終的にはアリさんのように自力で生き抜けるよう、カウンセリングを通じて、その方が持っている力を引き出す支援をしていきます。

 

リターン

3,000


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A. お礼状とプロジェクト報告書のセット

申込数
77
在庫数
制限なし

10,000


alt

A. お礼状とプロジェクト報告書のセット
B. サバイバルパンフレット
C. プロジェクト報告書へのお名前の掲載
D. クルド難民女性の編んだオヤのストラップ

申込数
58
在庫数
制限なし

3,000


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A. お礼状とプロジェクト報告書のセット

申込数
77
在庫数
制限なし

10,000


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A. お礼状とプロジェクト報告書のセット
B. サバイバルパンフレット
C. プロジェクト報告書へのお名前の掲載
D. クルド難民女性の編んだオヤのストラップ

申込数
58
在庫数
制限なし
1 ~ 1/ 5

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