演奏家のみなさん、カンボジア公演に向けて稽古が進んでいます。

みなさまのご支援のおかげで、今日、100万円を突破しました。本当にありがとうございます。舞台実現への道が、そこまで見えてきました！みなさんから受け取った想いの熱量に、より一層のやる気と責任感でさらにドキドキしています。どうぞ引き続き情報拡散へのご協力をお願いいたします。

現在、私が活動しているプノンペンでは、大道具や照明についての問合せを受けて、日々情報収集にあたっています。日本であればネット検索で簡単に調べられるようなことも、ここプノンペンでは手間がかかります。例えば先日は「黒のパンチカーペットが入手できるか」という質問に、スタッフが市内を回って情報収集しました。数日かかりましたが、無事に手ごろなものが見つかりました。質問を受け、調べたことを報告し、日本の専門家から判断を仰ぎ、さらに不足する情報を集めてはまた報告し、というやり取りが続いています。

そして、もっと入念に準備されているのがアーティストのみなさん。普段はさまざまなプロダクションで別々に活躍されているプロのみなさんですから、カンボジアでの公演に向けての稽古はそれぞれのお忙しいスケジュールをやりくりして進めています。先日の稽古の様子について報告があったのでお伝えします。

『蝶々夫人の稽古、始まっています。

今日の稽古はヤマハエレクトーンシティにて、蝶々夫人役の小川さん（普段から着物なのですかね？）、スズキ役の高野さん、シャープレス役の大山さんと、エレクトーンの清水さんでの、熱のこもった稽古でした。プノンペンでの本番に向けての真剣な眼差しに圧倒されました。

そして、稽古が終われば、リラックスした笑顔で写真撮影。とても仲の良い、和やかな雰囲気が流れていました。

蝶々夫人役の小川さんは、「清水のりこさんの伴奏で久しぶりに蝶々夫人を歌いました。とても楽しかったです。本番に向けて、日々、演奏に磨きをかけていきたいと思います。」と意気込みを語っていました。

カンボジアのみなさま、素晴らしい「蝶々夫人」にどうぞご期待ください。』

実は、企画者はとても役得です。リハーサルではいつも良い席で良い演奏を堪能できるからです。今はまだ都内での練習なので、私は直接参加は出来ていませんが、アーティストのみなさんが都内で練習する様子の報告を受けて、既にワクワクしています。

ところで、カンボジアでは「何回レッスンしたら音楽上手になりますか」という質問を頻繁に受けます。「上達の遅い速いはあるでしょうが、一生かけて勉強しますよ」と答えると不思議そうな顔をされることもあります。“プロの方こそ、しっかり練習している、そして誰よりも勉強している”という日本だと当たり前の事も、カンボジアでは、きちんと伝えていきたいと思います。