リターンのご紹介【オオトラツグミのアクセサリー】

 

左から初列風切、上尾筒、中雨覆

 

今回ご紹介するのはオオトラツグミ。これまでは全国で見られるトラツグミの亜種とされてきましたが、新しく出される日本鳥学会の鳥類目録第8版では、トラツグミとは別種でミナミトラツグミの亜種となるようです。この2種についてはトラツグミは尾羽が14枚、オオトラツグミは12枚、トラツグミは夜によく囀るがオオトラツグミは夜明け前と日没後の短時間によく囀るという大きな違いはありますが、羽根1枚で見るとその違いはなかなか微妙です。今回はその微妙な違いにこだわってみました！

 

 

これはトラツグミの初列風切（左）、上尾筒（中央）、中雨覆（右）です。

 

 

これはオオトラツグミの初列風切（左）、上尾筒（中央）、中雨覆（右）です。※標識調査によって捕獲された個体の写真を借用しました。

 

上尾筒と中雨覆の違いははっきりしていて、この2種の違いといって間違いないと思います。初列風切については、個体差もあるので断定はできませんが、そうなんじゃないかなぁと思って今回のアクセサリーに反映させました。

 

 

今回の羽根のアクセサリー3種では最もマニアックな違いですが、こだわりにこだわったこれらの違いをぜひ楽しんでいただければと思います！国指定の天然記念物で、絶滅危惧種であり国内希少野生動植物種でもあるオオトラツグミの羽根のアクセサリー、ぜひ手に取ってみてほしい一品です！