
寄付総額
目標金額 7,500,000円
- 寄付者
- 504人
- 募集終了日
- 2021年11月19日
世界の中の相互扶助を支える人間ネットワーク:熊岡路矢
こんにちは!
皆さまからのあたたかい応援のおかげで、「ネクストゴール」に現在挑戦中のプロジェクトチームです。
あともう少し、この応援の輪を広げていけるよう頑張ります!
今回は、JVCの創設メンバー・元代表理事の熊岡路矢からのメッセージをお届けします。
現在深刻な状況となっているアフガニスタンをはじめ、世界で起こる不条理の「根本」を紐解き、あるべき支援を改めて考えさせられる文章です。
「よそ者」として、何が出来るのか、何が出来ないのか、問い続けながら活動を続けてきた熊岡の、想いのこもったメッセージ。ぜひ最後までお読みください!!

数日前、アフガニスタンで、少女が「花嫁」として、25万円で売られたという事件の映像報道がありました。9歳のパルワナさんは、「もう家に食べ物もお金もないので、父親が売った」と語っていました。彼女は小さい身体で精一杯抵抗しながらも連れ去られていきました。
「誰ひとり取り残さない」という言葉は、SDGs(持続可能な開発目標)の運動の素晴らしいスローガンです。しかし、現実には、私が見捨てている人は多く、改めて無力感を感ぜざるをえません。仮にその国にいたとしても何が出来ただろうか。
派生する一つの問題は、アフガニスタンに関する今日の報道では、このような事件は、短期的に今年8月のタリバン政権の再登場と結びつけて解説されます。
しかし、この「児童婚」の問題は、最終的には、アフガニスタンだけでなく、政治、社会(・文化)、経済政策と合わせてしか解決しないだろうと思います。
確かに、タリバン政権は、女子の教育、女性の社会的活動などに関して、きわめて評判の悪い政治・宗教・軍事勢力であるでしょう。
しかし、現在の経済不況、あるいは食べ物がない(あるいは価格が高くて買えない)、収入・お金がないことの原因の一つは、私たち、外側の政府、国際社会がつくっています。
報道では、「タリバン政権の政策が問題視されるので、『支援』が停止されている」という解説がありました。
しかし、「支援うんぬん」以前に、アフガニスタンの国・人々の本来の財産(約90億ドル=9900億円以上。さらにIMF=国際通貨基金が彼の国への送金を停止)が、米国はじめ多くの国で凍結されていることも大きな原因です。(2021年11月04日。BBC)
現時点での主要原因と言ってもいいでしょう。
政府にも銀行にお金がなく、公務員、企業・NGOなどの職員の多くも給与を受け取れないし、預貯金のあるアフガニスタンの人々、世帯もお金を下せないという、食べ物など必要なものを買えないという現実もあります。
現アフガニスタン(タリバン)政権を無視し続けて、アフガンの人々の本来の財産を海外で凍結しつづけていれば、パルワナさんを助けられないだけでなく、広くこのような不条理な犯罪的行為と状況は拡大する一方だと思います。
そもそも2001年のアフガニスタン戦争(2003年のイラク戦争も)は、行う必要がなかった戦争と考えます。(本当に意味と効果がある戦争であったのであれば、米国米軍が撤退する理由もありません。)
ここで詳述は出来ませんが、自分が世界をいくらかでも複眼的に考えられるようになったのは、1980年以来、JVCの活動、短期の活動もふくめ、タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、エチオピア、ソマリア、南アフリカ、パレスチナ、アフガニスタン、イラク等の国々・地域の人々から、学べたお蔭であると考えています。
「よそ者」として、何が出来るのか、何が出来ないのか、必死に考えてきました。(海外はもとより、自分の国でも、私たちは多くの場所で「よそ者」です。)
1980年代にスイスからの一青年ボランティア、ルーカスと難民キャンプで知り合いになりました。
彼の話では、スイスの一部地域では、200世帯前後の小さい村でも、全世帯がお金を出し合って、20代30代の青年(男女)を、戦争や貧困を抱える地域に派遣して、世界に学び、村(大きく言えばスイス社会)に伝え返してもらうというサイクルを創っていたそうです。
それは次の行動に繋がりますね。
ある種、地域社会・国社会のアンテナとしての役割です。私たちも、スタッフだけでなく、会員も、支援者も、インターン・ボランティアも、双方向のアンテナであるわけです。
パレスチナなど紛争などで孤立している国・地域の人々は、「よそ者」が珍しいせいもありますが、日本をふくめた「外」の話を聞きたがり、またその現場での見聞を、私でいえば、日本社会に伝えてほしいと強く希望されました。戦争、貧困問題、環境破壊、人権侵害のような大きな課題(=地球規模課題)も、そのような小さいサイクルの積み重ねで、解決に繋がることがあることを信じています。
全ての問題が解決されるわけではありませんが、日本国際ボランティアセンター(JVC)は、1980年以来、このような活動を粘り強く続けてきました。
発足から42年目に入るJVCは、まさに何人であれ、「一人と一人」の人間関係を基に、各国・地域の大きな課題や身近な問題の解決を目指す国際協力NGOです。問題の解決には、①現場での小さいが貴重な人間関係や、具体的な活動から発見する具体的な事実と解決へのアイディア、②海外各地での問題のなかには、日本政府の外交・経済・援助政策、ビジネスに起因するものもあります。これらを日本に、そして世界に伝える政策批判、変革の運動をおこす政策提言の両面が必要です。
東南アジア、東アジア、中東・西アジア、アフリカ南部・北東部などでの活動をこれからも実行するJVCの団体・存在そのものを、そしてJVC活動の両面(①現場での活動と、②政策批判・提言)を支えることはとても大事です。また、協力相手である各国の働き手、JVC自体の働き手とその活動を支えることは、上記のアンテナ作用を強め、2021年以降も、世界の中の相互扶助を支える人間ネットワークへの貴重なサポートとなります。
11月19日期限の、組織全体、そして未来に繋がる活動のためのクラウドファンディングに是非是非ご協力下さい。
ギフト
4,100円

41周年応援!【4100円】コース
●サンクスメール
●メールマガジン
●領収書
- 申込数
- 191
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
10,000円

ミステリーツアー付き【1万円】応援コース
●サンクスメール
●メールマガジン
●領収書
●JVCの活動地のいずれかをめぐるオンラインミステリーツアーにご招待
※オンラインツアーについては2022年3月までの開催を予定しております。詳細については1月中にはご案内いたします。
- 申込数
- 255
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
4,100円

41周年応援!【4100円】コース
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ミステリーツアー付き【1万円】応援コース
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- 1,415,000円
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