「私たちが村の外の世界に触れることを可能にしてくれた」

こんばんは。クラウドファンディングチームです。今日は新着記事では初登場！の南アフリカ事業についてのレポートです。

 

と、その前にひとつお知らせが！明日9/29（木）11:00頃～11:30頃までに、JVC広報の並木がラジオに生出演し、このクラウドファンディングへの意気込みを語ります。ぜひお聴きください！

 

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エフエムたちかわ 『鵜飼社長のBrandnew Day』

＊無料アプリListen Radio(リスラジ)で、スマートフォン・PCを使って海外からも聴くことができます。

＊周波数：84.4MHz(東京都立川市周辺)

電波が入らない地域もサイマル放送で聴けます！ 

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それでは、話の舞台を南アフリカに戻します。

 

JVCは南アフリカで、「貧困州」とされるリンポポ州の子どもケアセンター（Drop In Center＝以下、DIC）において、困難な家庭環境下で生きる子どもたちの支援を実施しています。

 

今日はそのDICの卒業生、ケイシャスさんから届いたメッセージを紹介したいと思います。

 

マズニャ・アンバニ・ケイシャスさん（21歳）は、14歳の時からDICに通い始め、現在はリンポポ大学で勉強に励んでいます。DICに通い始めた理由や、どんなことを学んだのか、インタビューに答える形でメッセージを寄せてくれました。

 

「学びによって大きく未来が変わった」と語るケイシャスさんのメッセージ、ぜひ最後までお読みください。

 

 

DICに通い始める前は・・・

 

DICに通う前、当時つきあっていた友人たちはいわゆる「悪いこと」をするよう誘ってきました。例えば、路上居酒屋に行こうと誘われたり、他の人の洋服や携帯電話を盗みに行ったこともありました。

 

しかし、そんな日々を過ごす中で、それがとても間違ったことだと気付きました。私には未来があるからです。

 

孤児で、親がいないのは非常に大変です。でも私は、悪いことをしているとその分、自分の時間を無駄にしてしまうことに気が付きました。

 

DICでは、生徒の宿題や大学受験の勉強などのサポートをしてくれます。だから私は、自分のためにDICに行くほうがいいと感じるようになりました。DICで活動しているケアボランティアは、私たちをまるで自分の子どものように扱ってくれ、様々なことを教えてくれました。

 

DICに通って変わったこと

 

DICに行く前の私は、やんちゃで悪いことをする人間でした。他人のことを理解できない人間でもありました。

 

他者を尊重することも知らなかったのですが、それがDICに行って変わりました。人には権利と責任があることや、リーダーシップについて学びました。衛生などについて学ぶこともありました。

 

 

 

また、DICで菜園づくりの方法を教えてもらい、今では自宅に自分の畑を持つようになったんです。ジャガイモやトマト、タマネギ、ほうれん草を自分で育てられるので、節約にもつながっています。

 

 

計画を立てて、それに沿って勉強することも教えてもらいました。これは、大学の試験の準備にとても役立ちました。

 

DICが私に教育がとても重要であることを教えてくれたので、私は変わることができました。DICがなければ今の私はないでしょう。DICはこうした経験を通じて、私自身が「自分自身で様々なことができるのだ」と教えてくれました。

 

私は今、大学生になりました。DICに通っている子どもたちに、「DICに通う子どもたちの両親」とも言えるケアボランティアの皆さんに敬意を払うことの大切さ、そして、「自分たちが自分たち自身で様々なことができるようになる可能性があるのだ」ということを伝え、彼らのやる気を引き出すようにしています。

 

私の未来を築いてくれた支援

 

 

私が最後に伝えたいことは、DICのケアボランティアたちへの感謝です。

彼女たちは、私の人生に大きな影響を与えてくれました。

彼女たちのサポートがなければ、今の私はありません。

 

そして、私たちが村の外の世界に触れることを可能にしてくれた、これまでDICを支援してきてくれた人々にも、感謝をしたいと思います。

 

世界が広がったことで、考え方の幅も広がりました。DICのケアボランティアと、DICを支援してくださった皆さんが、私の未来を築いてくれました。本当にありがとうございます。
 

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DICに通う前と後では、まったく未来が変わったと語るケイシャスさん。大学卒業卒業後は先生になりたいと、準備を進めているそうです。

 

悪事に手を染めつつあった以前の暮らしからは考えれなかったような未来が、今の彼の前に広がっています。その人の世界を広げ、未来を変えていく学びの力を、強く感じるエピソードでした。