まず足元の命から。リハビリケージを拡充し、多くの野生動物を救いたい
まず足元の命から。リハビリケージを拡充し、多くの野生動物を救いたい

支援総額

3,929,000

目標金額 3,000,000円

支援者
322人
募集終了日
2022年3月25日

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2022年03月25日 19:00

“命”に向き合うということ

 

 皆様こんばんは。JWCの佐草優里です。

 今回のクラウドファンディングも、残すところ4時間となりました。最後の数日間は、新着情報も毎日更新して、皆様にお伝えしたいことを詰め込んでご紹介させていただきました。拙い文章で大変恐縮ではありましたが、お付き合いいただき、誠にありがとうございました。

 

 今回、クラウドファンディングを挑戦している最中も、保護動物たちの世話とリハビリ・治療は毎日の業務としてありました。

 センターへ保護されてくる子達の中には、明日までもつかどうかといった危険な状態で搬送されてくる子もいます。しかし、野生動物というのは本当に強い生き物で、内臓が傷付いているような外傷を負っていたとしても、最後まで人を威嚇し、瞳から光を消すことはありません。

 そんな姿を見ていつも思うのは、野生動物は、別の世界で生きている生き物なのだなということです。彼らは、常に捕食するか、捕食されるか、という環境に身を置いています。そして、その全ての命は自然の中で巡り巡って繋がっています。

 常に危険と隣り合わせの中で生きている彼らは、人とはもちろん違いますが、同じ動物であってもペットとも違う気迫を持っています。

 

 私達は、野生動物の救護を行う中で、“救う”なんておこがましい言葉を使っていますが、これは『安全な場所で生き永らえさせる』という意味ではなく、あくまで『命を繋ぎ、元居た場所へ帰す』という意味合いで使っています。

 

 どうすることが幸せなのか。動物なので、当たり前ですが応えてくれることはありません。ましてや、野生動物はペットのように所有者がいるわけでもないので、結局は私達の判断になります。

 治療方針を決める中でも、スタッフの意見が真っ二つに割れてぶつかり合うこともあります。例えば、片足が壊死していて、疥癬症も患っていた疥癬症のタヌキが保護されて来たことがありました。この時、既にかなり衰弱しており、いつ亡くなってもおかしくない状況でした。

 この時、スタッフの間では、「断脚手術を行うべきだ」というスタッフと、「断脚手術を行ったとしても、助かる確率はかなり低い。苦しい思いをするくらいなら、このまま安楽死させてあげた方が良い」というスタッフとがいました。

 結局、「少しでも可能性があるなら」ということで断脚手術を行い、その後順調に回復し、その子はリハビリを経て森へと帰っていきました。

 しかし、『生きてリリースすることができた』というのは結果論であり、安楽死を選択のひとつのとして提示したスタッフも決して間違いではありません。

 

 そういった、大きなこともそうですが、強制給餌からいつ置き餌に切り替えるのか、ケージはいつ移動させるのか、テーピングはどのタイミングでは外すのか、処置法を変える判断はいつするのか。そうした細かい決断の一つひとつが、保護されている子達の命に直結します。

 誰のものでもない、他の命に対する選択をしていくことは本当に恐ろしいです。そして、どれだけ最善を考えて世話にあたっていても、残念ながら命を落としてしまう子はたくさんいます。静かに息を引き取る瞬間も、何度も目にしてきました。

 その度に、自分の非力さが悔しく、もっと他にできることがあったのではないかと、何かがいけなかったのではないかと、それまでのことをぐるぐると考えます。

 

 しかし、後悔をするだけでは懸命に最後まで生きようと、命を燃やし尽くしたその子に失礼です。そして、悔やむだけでは前に進むことができません。

 だからこそ、私達は何故亡くなってしまったのか分からなかった時は、できるだけ解剖して、死因を調べるようにしています。人によっては、それを非道だと捉える方もいるかもしれません。ですが、私達はその子が最後に私達に遺してくれたメッセージをきちんと受け取り、次の子の命に繋いでいきたいと思っています。

 

 初めの方で、人とペットと野生動物は命の在り方が違うと感じる、とお話させていただきましたが、『命の重さ』は同じだと思っています。もちろんそれは、人と動物だけではありません。魚だって、昆虫だって、微生物だって、植物だって。どこまでを命あるものとするのか、と言われると、またきっとたくさんの方の価値観があるので難しい話にはなってしまいますが、少なくとも私は、変化し、成長するものに命を感じています。

 

 “命”と向き合うことは、時にとても辛いこともありますが、どんな命も尊重し、活動を続けていきたいと思っております。

 

 

 グダグダと長ったらしく語ってしまいました!! すみません!! 22歳の若輩者の呟きと、お聞き流しいただければと思います。

 

 改めまして、今回のクラウドファンディングで、皆様と出会えたこと、本当に光栄でした。約2か月間の挑戦。あっという間だったような気もしますが、達成できるのか……と不安に思う日々は、一日一日がとても長くも感じました。そんな中、皆様からの応援のお言葉は、とても救いとなっていました。

 

 これからも、皆様からのご期待に添えますよう、日々邁進して参りますので、もし宜しければ今後とも温かく見守っていただけますと幸いです。

リターン

5,000


応援コース

応援コース

・お礼のメール

・JWC通信 特別号
 ※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。

・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
 ◆画像解像度 1920×1080 px 
 アスペクト比 16:9
 ◆画像解像度 2778 x 1284 px
 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
89
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000


オリジナルポストカード

オリジナルポストカード

・お礼のメール

・JWC通信 特別号
 ※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。

・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
 ◆画像解像度 1920×1080 px 
 アスペクト比 16:9
 ◆画像解像度 2778 x 1284 px
 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

・保護動物ポストカード ×3

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
31
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

5,000


応援コース

応援コース

・お礼のメール

・JWC通信 特別号
 ※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。

・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
 ◆画像解像度 1920×1080 px 
 アスペクト比 16:9
 ◆画像解像度 2778 x 1284 px
 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
89
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000


オリジナルポストカード

オリジナルポストカード

・お礼のメール

・JWC通信 特別号
 ※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。

・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
 ◆画像解像度 1920×1080 px 
 アスペクト比 16:9
 ◆画像解像度 2778 x 1284 px
 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

・保護動物ポストカード ×3

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
31
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月
1 ~ 1/ 17

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