全頭数についてのご報告と 命の証

とよなか猫のかぎしっぽです。

 

スタート3日目で 50%を超えるご支援、あたたかい応援メッセージ、本当にありがとうございます。 

みなさまからの 温かいお気持ちを取りこぼす事なく 全て レスキューできた100匹の猫たちに届けさせて頂きます。

 

ありがとうございます。

 

2025年2月下旬から本格的な捕獲作業を開始し、全頭保護する事ができたのが 3月中旬（先週）でした。やっと 実際の頭数が明確になりましたのでご報告させていただきます。

 

 

 

※ ここからは下は とても悲しい内容が含まれています。ご自身の心の状態、お気持ちと十分ご相談の上、問題ない方だけ進んでください。

 

明日は 譲渡会のお知らせなどを予定しております。

ぜひ 明日にまた読みに来てくださいね😊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓

 

確認 総数 106 匹

◆オス45匹
◆メス43匹
◆不明(死亡6匹・現在入院中12匹)

 

あれ？また 数増えた？とお思いの方もいらっしゃると思います。頭数は100匹から変更はありません、106匹の6匹の猫ちゃん達について 今日はお話させて頂きますね。

 

 

100匹と言うのは私達が生存が確認出来ている猫たちです。

残りの6匹は 私達が多頭飼育崩壊の猫たちに介入した時に 亡骸で発見された、または動物病院に直ぐに運びましたが残念ながら亡くなってしまった猫たちの数です。

 

 

 

捕獲作業中に亡骸で見つかった3匹

逃げる猫を追いかけて 4匹が棚の下に隠れているのを見つけ、手を伸ばすと3匹の猫は私に捕まるのを避けて 逃げてしまいましたが その子達の下に下敷きになっていた大人猫が逃げる事なく 横たわったままでした。その子は全く動かず、ぴくりともしない、まさかと思いそっと触ると 体がとても冷たく、直ぐにその子が亡くなっていると分かりました。

その子の亡骸は腐敗が進んでおらず 死後数日ではないかと思われる状態でした。

 

2匹目は、その大人猫の傍らに寄り添うように横たわっていた小さな小さな亡骸でした。
へその緒がついたままの生後間もない赤ちゃん猫でした。

ただ ただ 涙が溢れてきた、

ごめんね、私たち、間に合わなかった。

 

 

そして 3匹目は 白骨化した状態で発見されました。同じく 捕獲作業の時に 隠れた猫たちを探していた時に、偶然見つけた頭の骨。
近くを探すと大腿骨がありました。
糞尿の山に埋もれ、朽ちていた命

たまらない気持ちでいっぱいでした。

 

 

悔しい

 

産まれて直ぐ亡くなった乳飲み子 3匹

3匹の乳飲み子はそれぞれ 病院で産まれた子達でした。

 

私達が母猫を病院へ搬入して直ぐにその母猫は2匹の仔猫を出産しました。

母体はガリガリで健康状態がとても悪く、赤ちゃん自体が未発達で誕生した事もあり 2匹はすぐにお星様になってしまいました。

 

別の母猫も1匹を出産しましたが、この乳飲み子もやはり同様の状態で産まれ、息をしていませんでした。

 

このような未発達な赤ちゃんが産まれてしまうのは 母猫の栄養状態の悪さももちろんありますが、何度も妊娠、出産を繰り返したメス猫の生殖器が 正常な機能を失っていた事も原因と考えられます。

 

43匹のメス猫達の多くが 子宮蓄膿症、子宮水腫を患った子達でした。中には重症化し長期入院をして先日やっと退院出来た子もいました。

 

 

不妊手術を怠ったばかりに、たくさんの命が犠牲になりました。

 

 

今回 私達は 6匹の命だけしか気づいてあげられなかったですが あのお部屋で何度も出産が繰り返され、万全ではなかった子宮から未発達な乳飲み子が産まれそのまま亡くなっていった子達がたくさんいたと思います。これは 母猫にとっても同じく大変危険な出産で、出産が原因で亡くなった子も他にもいたはずです。十分な食事を与えられずに 体を壊してそのまま亡くなった子も間違いなくたくさんいたはずです。

 

 

見つけてあげられなかった亡骸がきっともっとあったはずです。

 

 

悔しい

 

 

私達が遭遇した亡くなってしまった6匹の子たちがあの場所で命を燃やし尽きた事は 忘れない。あの子達が頑張って生きた 命の証。

そして、きっと 次は 幸せな家族に迎えられる猫生であってほしいと祈ります。

 

 

今回レスキュー出来た100匹の猫たちが、いつも死が目の前にある暮らしをしていたのかと思うと、胸が苦しくなります。

 

 

現場は壮絶でした、あの劣悪な環境で頑張って生き残った100匹の命をきっと幸せにしてあげたい、そう

強く思いました。

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

100匹全てが疾患があった子たちではなく、幸い健康状態が良かった子ももちろん何匹もいました。

 

以下は元気になった猫ちゃんのお写真です。

 

この中に 預かりさん宅の天袋にカーテンレールをつたい侵入したガッツある猫ちゃんがいます。

 

だーれだ

 

メンバー 田中裕子

（リーダー文 引用）