まつりが教えてくれたこと

とよなか猫のかぎしっぽです。

 

 

ネクストゴール 450万円に挑戦中です。

ご支援、応援、いつもありがとうございます。

いつも 活動報告書を読んでいただきありがとうございます。

 

 

100匹レスキュー猫の中に 1匹 ベイビーがいました。

お名前は 「まつりちゃん」

耳に大きな腫瘍があった母猫 ミケちゃんから生まれた 3つの命でした。三春ちゃんと 春男くんは 出産後すぐに逝ってしまいましたが、まつりちゃんは その後 母猫と川西TNRねこの会 副代表に大切に育てていただいてました。

 

 

今回はとても残念なご報告となります。

 

 

 

まつりちゃん 4月8日 早朝に 逝ってしまいました。

 

 

川西TNR地域猫の会 副代表からのご報告です。

 

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おはようございます。

たった一ヶ月で、まつりが亡くなってしまいました。
よくミルクを飲み280gまで順調に育ってました。

ただ、動きが鈍い、
若干の目ヤニと涙目は、気になってました。

そろそろ離乳食…の時期ですが、歯が生える気配なし。
３日…一ヶ月だし、少し運動させようと、キャリー生活から小さめサークルに移しました。
床暖と、カイロやゆたぽんで暖かくしてたんですが、
風邪？

 

いつも通りミルクを飲んで寝たので誤嚥したとは考えられないのですが、、呼吸が少し違うと感じ、すぐにのらねこの手術室さんへ連れて行き 症状を診てもらうことにしました。

 

片方しか空いてない鼻の穴、前足の湾曲…少し奇形との事。

肺に少し影があるけど、離乳食も食べる、大きな声で鳴く…

それからも頑張ってくれてたんですが、今朝方亡くなってしまいました。

不健康な親からは必要な免疫を貰えず、奇形で生まれてしまい…
ここまでが精一杯だったのかなと、先生も仰っていました。

本当に残念で残念で可哀想でなりません。

どうか奇跡が起きますようにと祈ってたんですが…

母猫（現在入院中でした）にも連れて行って会わせていました。
その時も 母猫はまつりを舐めてあげていました。

皆さんの希望の星だったのに、大きくしてやる事ができず、本当にごめんなさい。

 

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まつりは 少し奇形があって産まれてきました。

まだ生後すぐなので 今後どのように身体に影響が現れてくるのかは わからない状況でした。

 

鼻の穴が1つしかなく、前足が湾曲、肺に影がある

 

 

71gで産まれたまつりは 頑張って280gまで成長しましたが 容態が急変して 逝ってしまいました。

 

 

悪環境、近親交配が生んだ悲劇があの現場ではたくさんあったと思います。

 

 

今回の現場では 100匹のほとんどがシニア、そして4-5才のアダルトでした。そのうち メスが 43匹。

 

 

猫は年2回、多くて3回は妊娠出来てしまいます。避妊手術をしていないメス猫たち50匹近くいて、すくなくとも年1回の妊娠、出産を繰り返してきたと思います。

 

 

でも 私たちが崩壊宅に介入した時に 妊娠してた子がいても 仔猫、若い猫がいてなかった、これは 今回 まつりの死が 私たちに理由を教えてくれていました。

 

 

保護時の母猫の健康状態が非常に悪く、お腹の子に十分な栄養も必要な免疫も分け与えられない中での妊娠でした。

まつりの兄妹が死産だったことも、その事実を物語っていると思います。

ずっとまつりを見守り、寝る間を惜しんで育児してくださった川西副代表の深い哀しみは計り知れませんが、ママの代わりが副代表だったから、まつりもここまで頑張れたと思います。

副代表には心から感謝です。

 

 

この1、2年ほどの間、子猫は生まれてはいたものの、まつりのようにハンデを抱え、育たず亡くなっていたのだと思います。

不衛生な環境、不適切な多頭飼育、繰り返されてきた近親交配が、小さな命を奪っていったのだと思います。

母猫たちの生殖器がボロボロなのも、他の猫たちの免疫力の低さも、全て悪環境が生んだものです。

元飼い主はこの罪深さを知るべきです。

 

 

何百頭の命の重さに言葉が出ません。

 

 

まつりの短い1ヶ月の猫生が残したもの、とてつもなく重いものだと思います。

まつりが、そして亡くなった子たちが、私に教えてくれたことは決して忘れません。

猫を苦しめるだけの多頭飼育崩壊、そこから生まれる悲劇、そして崩壊を未然に防ぐ方法が実はたくさんあることなど、今後も広くお伝えしていければと思っています。

 

まつりの冥福を祈ります

まつりちゃん 神さまに正式譲渡です。

頑張ったね、ありがとう。

 

 

私たちボランティアは、救った命への喜びもありますが 逝ってしまった命の悲しみをいつまでも忘れることが出来ません。

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました

 

 

（リーダー文引用） 田中裕子