誰もが介護について楽しみながら学べるボードゲームを制作したい!

誰もが介護について楽しみながら学べるボードゲームを制作したい!

支援総額

1,973,000

目標金額 1,000,000円

支援者
99人
募集終了日
2025年10月31日

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プロジェクト本文

【当初の目標金額を達成しました&ネクストゴールに挑戦します!】

 

カイゴクエストへのご支援の総額が当初の目標金額として設定していた100万円を超え、無事にプロジェクトが成立しました!

支援してくださった皆さま、情報を広げてくださった皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。

 

この機会に、1人でも多くの方にカイゴクエストのことを知っていただけるように、ネクストゴール200万円を設定し、クラウドファンディング終了日の10/31(金)まで支援募集を続けることにいたしました。

当初の目標金額で実現できるのは、プロの方々によるデザイン・イラストの制作と、最小ロットでのゲーム印刷・配送になりますので、追加のご支援によって、今後の展開に向けた十分な量のゲームの印刷や、より多くの方に知っていただくためのウェブサイト制作の資金も確保できる状態を目指します。

なお、仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、ご支援いただいた資金で実施できる範囲で上記の施策を実行させていただく予定です。

 

ご支援を検討中の方はぜひ前向きにご検討いただけたらと思いますし、すでにご支援してくださった方も、興味・関心を持ちそうな方が身近にいらっしゃいましたらご案内いただけると嬉しいです。

今後とも、カイゴクエストへの応援をよろしくお願いいたします!

 

▼ごあいさつ

 

こんにちは。ボードゲームデザイナー、ソーシャルゲームラボ代表の荒木勇輝と申します。

ソーシャルゲームラボでは、学習要素を含むものや社会的なテーマを扱うものを中心に、ボードゲームやカードゲームを制作しています。

 

現在、誰もが介護について楽しみながら学べるボードゲーム「カイゴクエスト」を制作しており、10月中に内容を完成されられる見通しになりました。

今回READYFORで、カイゴクエストを制作するための資金調達と、このゲームを使った体験を広げてくださる仲間集めのためのクラウドファンディングを行います。

 

▼「カイゴクエスト」開発のきっかけ

 

前作の「サンゴクエスト」

*前作のこれからの子育てを体験するボードゲーム「サンゴクエスト」

 

介護をテーマにしたゲームを作ろうと考えたきっかけは、2年前に、妊娠・出産・育児を体験するボードゲーム「サンゴクエスト」を制作したことでした。

サンゴクエストではリリース初期から現在まで、ゲームを活用してくださる方向けの認定ファシリテーター研修を月1回程度実施しており、2025年10月時点で全国に200名近くのファシリテーターの方がいらっしゃるのですが、そのうち複数名の方から「介護版も作ってほしい」というご要望をいただいていました。

背景として、仕事と家庭を両立するにあたって多くの人が直面するテーマの1つが「育児」、もう1つが「介護」という事情があります(なお、そのほかに「(病気の)治療」などのテーマもあります)。

 

実際に調べてみたところ、育児と介護には共通点もありますが、違いも多いことが分かりました。

 

主な違いとしては、例えば、

・育児では親と子の関係が中心になりやすいのに対して、介護では親子/夫婦/兄弟姉妹/祖父母と孫など様々な関係性がある

・育児は基本的に同居して行われることが多いのに対して、介護は同居と別居(近距離/遠距離)のパターンがある

・育児は妊娠から出産までの時間で事前準備をしやすいのに対して、介護はある日突然原因が発生するため開始時期を予測しにくい

といった点が挙げられます。

 

介護のあり方の多様性はゲーム化の難しさにもつながり、ゲームデザイナーとしては制作するのは一苦労です。

一方で、「突然起きる」という性質上、知識や心の準備がないままに介護の時期を迎えてしまう方が多いということも言えます。

介護についてのリテラシーが不足していれば、「地域包括支援センターへの相談」や「要介護認定の申請」といった初動も遅れてしまいます。

 

前作のサンゴクエストを通して知り合った皆さんが後押ししてくださったこともあり、ゲーム化に挑戦しようと決心したのはちょうど1年ほど前でした。

まずは様々な参考文献/資料を収集すると同時に、専門家/支援者として介護に関わられている方へのヒアリングを行い、私自身も介護の全体像を学びながら、まだ介護を経験していない方が何を学べると良いかや、それをゲームを通してどのように実現するかを検討しました。

その後、当事者として介護を経験した方々へのヒアリングも行い、専門家/支援者の方と合わせて数十名の方に介護についてのリアルなお話を伺うことができました。

また、今年の夏以降はゲームのプロトタイプを作成してさまざまな方にプレイしてもらい、フィードバックをいただきながら内容を改善してきました。

 

▼ゲームの仕組みと内容物

 

カイゴクエストは、基本的に2人1組のペアで行うすごろくです。

最初に、本人(被介護者)役と家族(介護者)役を決め、交代でサイコロを降りながら1つのコマを進めていきます。

ゲームボードは以下のように4段階のステージに分かれており、それぞれのステージで介護に関するさまざまなイベントを擬似体験します。

 

ステージ1:自立・健康期

ステージ2:要支援〜軽度介護期

ステージ3-1:重度介護期(在宅編)

ステージ3-2:重度介護期(施設編)

ステージ4:終末期

 

全体的な流れやイベントの内容は、専門家/支援者として介護に関わられている方や、当事者として介護を経験された方など、数十名の方へのヒアリングを通して作成しました。

新書1冊分ほどの内容があるヒアリングメモを、ぐっと凝縮してゲームの形にしていますので、テストプレイでは介護の専門家の方からも「リアルすぎて驚いた」というご感想をいただいています。

 

ゲームの内容物は、

・ゲームボード(ステージ別に5枚)

・キャラクターカード(数枚)

・プレイ用や振り返り用のワークシート(数枚)

・説明書(介護の基本用語集込み)

・A4サイズのクリアファイル(ゲーム収納用、箱代わり)

を予定しています。

 

なお、クリアファイルに収納するボードゲームはめずらしいのですが、介護施設・病院・行政や企業のオフィス・学校などで、本棚や資料スペースにコンパクトに置いていただけるようにこうした形式をとっています。

 

▼介護を1人で抱え込まないで/地図を手に入れよう

 

現在、ゲームの内容物のデザインやイラストを、プロのデザイナーやイラストレーターの方に依頼して制作していただいています。

お二人が協力して先日仕上げてくださったロゴはこちらです!

「カイゴクエスト」というタイトルの上には、6名のキャラクターを並べてもらいました。

中央にいる本人(介護される人)と家族(主に介護する人)を、ケアマネジャー(介護支援専門員)・ヘルパー(訪問介護員)・医師/看護師などの医療職・介護施設の職員といった、頼れる専門職の方々がバックアップする構図です。

介護を1人で抱え込まないで、というメッセージを込めています。

 

また、タイトルのバックには地図のモチーフを配置しました。

介護は先行きが不透明で何をすれば良いのか迷ってしまうことも多いですが、このゲームをプレイした方には地図(介護期間の見取り図)を手に入れてほしいという意味合いがあります。

 

介護というテーマを扱うにあたって深刻になりすぎないよう、あたたかい印象のデザイン・イラストを目指しています。

今後仕上がってくるものも、活動報告のコーナーで順次紹介させていただく予定ですので、ぜひご期待ください。

 

▼誰もが介護について理解し、働き続けられる社会へ

 

カイゴクエストは介護期間や終末期(人生の最後)を扱う内容で、センシティブな部分もありますので、基本的に研修を受講して認定ファシリテーターとなられた方のファシリテーションつきで進行していただくゲームになります。

クラウドファンディング期間にご支援いただくと、年内に予定しているカイゴクエストの正式リリース後に比べて、認定ファシリテーター取得費用が1割ほど割安になりますので、ぜひこの機会にご検討ください。

 

完成後は、下記のようにさまざまな用途で活用していただける予定です。

 

・行政や地域関係者の方が主催されるイベント

・介護専門職や支援者の方が主催されるイベント

・高校、大学、専門学校などでの授業

・企業/団体での従業員向け研修

 

専門職や支援者として日々介護に関わっておられる方による、一般の方に関心やリテラシーを持っていただくためのアウトリーチにも活用していただけますし、当事者として自身が介護に関わられた方が、これからの介護にそなえたい方に情報を提供される際にも使っていただけます。

 

内閣府の『令和7年版高齢社会白書』によると、介護保険制度における要介護または要支援の認定を受けた人は2022年度で681.4万人と、10年前に比べて25%増加しています。

また、推計によると2022年度の認知症の高齢者数は443.2万人、軽度認知障害(MCI)の高齢者数は558.5 万人と、合わせて1000万人を超えています(上記の文中で紹介した政府機関や統計は、プロジェクト実行者が資料として参考にしたものであり、本プロジェクトとは無関係です)。

一般に、介護に関する話題は語られにくく、当事者の方が孤立してしまうことも多いですが、高齢化が進み・介護の当事者が増えていく現代社会において、「当事者の方に介護について語っていただくこと」や「介護を経験したことがない方がそこから学び、準備をしておくこと」の重要性は、ますます高まっていると言えます。

 

また、個人的な思いとしては、このカイゴクエストがさまざまな場所でプレイされることで、一般の方にとって介護がより身近になり、現場で日々奮闘されている介護職の方への信頼感にもつながってほしいと考えています。

保育などの分野にも同じことが言えますが、介護関連の事業所/施設/サービスは、現役世代の私たちが働く上での重要な社会インフラの1つです。

当事者になったことがない方の中には、ごく一部の施設で行われた不適切な介護の話題などからネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際に当事者として介護を経験した方の多くは「現場で頑張られている介護職の方への感謝」を感じられているのではないでしょうか。

介護職の方が働きやすい社会は、一般の方にとっても働きやすい社会とも言えますし、このゲームが少しでもそうした社会への変化に貢献できると良いなと思います。

 

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

ぜひカイゴクエストのプロジェクトを支援したり、関心を持たれそうな方に広めたりしていただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

▼開発に協力してくださった専門家・支援者の皆さま

 

 

▼ヒアリングやテストプレイにご協力いただいた皆さま

 

稲毛珠里さん、猪塚修さん、大久保愛美さん、尾崎隆人さん、かいかいさん、菊地たつきさん、倉富玲子さん、立花昭彦さん、西川宏樹さん、林きよみさん、脇本美緒さん

 

*協力者の方々のお名前/肩書き/画像は、すべて許諾をいただいた上で掲載しています。また、肩書きは2025年10月時点のものです。

プロジェクト実行責任者:
荒木 勇輝(ソーシャルゲームラボ)
プロジェクト実施完了日:
2025年11月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

これからの介護にそなえるゲーム「カイゴクエスト」を制作し、ゲームの購入を含むリターンを選択された支援者の方に発送します。また、研修を受講してゲームを活用する立場(ファシリテーター)になられる方向けに、研修についての具体的なご案内を完了します。 資金の使途は、ゲームのデザインやイラストレーションに約50万円、内容物の印刷に約35万円、配送などに約15万円を予定しています。目標金額を上回った場合は、ゲームの増刷のための費用や、公式ウェブサイトの制作費用に充てさせていただきます。

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プロフィール

ボードゲームデザイナー、ソーシャルゲームラボ代表。1984年京都府和束町生まれ。大学卒業後、新卒では新聞記者として企業・行政・大学などの取材を担当し、以前から関心のあった教育・学習関連の事業を立ち上げたいと考えて2013年に独立。現在はボードゲームデザイナーとしての仕事を中心に、経営コンサルタント(中小企業診断士)やNPO法人寺子屋プロジェクト(Tera school)の代表としても活動している。これまでの代表作に、これからの子育てを体験するボードゲーム「サンゴクエスト」、学校関係者のチームづくりを促進する対話型カードツール「センセイトーク」など。子どもと大人のSDGs学習ゲーム「Get The Point」、これからの"民主主義"を体験するゲーム「Demopolly」など、共同開発や制作支援の実績も多数。

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リターン

3,000+システム利用料


【支援のみ】プロジェクト応援コース

【支援のみ】プロジェクト応援コース

・お礼メッセージ
・ウェブサイトにお名前掲載(ご希望の方のみ)

*お名前掲載について、2025年11月末までに開設予定のカイゴクエストのウェブサイトが存続する限り、文字のみを掲載します。また、掲載できるのは個人名のみで、企業・団体名や肩書きを掲載することはできません。記載をご希望の方は、リターン選択時に表示される質問フォームにお名前をご記入ください。また、お名前掲載を希望されない場合は「不要」とお書きください。

申込数
9
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年11月

5,000+システム利用料


【ゲーム1セット】応援&ゲームコース

【ゲーム1セット】応援&ゲームコース

・お礼メッセージ
・カイゴクエスト1セットをお送り(送料込み)
・ウェブサイトにお名前掲載(ご希望の方のみ)

*ゲームの内容物について、詳細はプロジェクトページ本文をご確認ください。
*ファシリテーションの上でいくつか工夫や配慮が必要で、ワークショップ用教材としての側面を持つゲームですので、活用したい方向けの認定ファシリテーター研修を実施します。このリターンには、研修の参加権は含まれておりません。認定ファシリテーターを取得されない方は、ご家族や友人知人の方との範囲でゲームをご使用ください。
*お名前掲載について、2025年11月末までに開設予定のカイゴクエストのウェブサイトが存続する限り、文字のみを掲載します。また、掲載できるのは個人名のみで、企業・団体名や肩書きを掲載することはできません。記載をご希望の方は、リターン選択時に表示される質問フォームにお名前をご記入ください。また、お名前掲載を希望されない場合は「不要」とお書きください。

申込数
18
在庫数
82
発送完了予定月
2025年11月

3,000+システム利用料


【支援のみ】プロジェクト応援コース

【支援のみ】プロジェクト応援コース

・お礼メッセージ
・ウェブサイトにお名前掲載(ご希望の方のみ)

*お名前掲載について、2025年11月末までに開設予定のカイゴクエストのウェブサイトが存続する限り、文字のみを掲載します。また、掲載できるのは個人名のみで、企業・団体名や肩書きを掲載することはできません。記載をご希望の方は、リターン選択時に表示される質問フォームにお名前をご記入ください。また、お名前掲載を希望されない場合は「不要」とお書きください。

申込数
9
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年11月

5,000+システム利用料


【ゲーム1セット】応援&ゲームコース

【ゲーム1セット】応援&ゲームコース

・お礼メッセージ
・カイゴクエスト1セットをお送り(送料込み)
・ウェブサイトにお名前掲載(ご希望の方のみ)

*ゲームの内容物について、詳細はプロジェクトページ本文をご確認ください。
*ファシリテーションの上でいくつか工夫や配慮が必要で、ワークショップ用教材としての側面を持つゲームですので、活用したい方向けの認定ファシリテーター研修を実施します。このリターンには、研修の参加権は含まれておりません。認定ファシリテーターを取得されない方は、ご家族や友人知人の方との範囲でゲームをご使用ください。
*お名前掲載について、2025年11月末までに開設予定のカイゴクエストのウェブサイトが存続する限り、文字のみを掲載します。また、掲載できるのは個人名のみで、企業・団体名や肩書きを掲載することはできません。記載をご希望の方は、リターン選択時に表示される質問フォームにお名前をご記入ください。また、お名前掲載を希望されない場合は「不要」とお書きください。

申込数
18
在庫数
82
発送完了予定月
2025年11月
1 ~ 1/ 9

プロフィール

ボードゲームデザイナー、ソーシャルゲームラボ代表。1984年京都府和束町生まれ。大学卒業後、新卒では新聞記者として企業・行政・大学などの取材を担当し、以前から関心のあった教育・学習関連の事業を立ち上げたいと考えて2013年に独立。現在はボードゲームデザイナーとしての仕事を中心に、経営コンサルタント(中小企業診断士)やNPO法人寺子屋プロジェクト(Tera school)の代表としても活動している。これまでの代表作に、これからの子育てを体験するボードゲーム「サンゴクエスト」、学校関係者のチームづくりを促進する対話型カードツール「センセイトーク」など。子どもと大人のSDGs学習ゲーム「Get The Point」、これからの"民主主義"を体験するゲーム「Demopolly」など、共同開発や制作支援の実績も多数。

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