墨竹画

お世話になっております。幕田魁心書道美術館の中山明粋です。今日はリターンの墨竹画についてお話させていただきます。

　私は、30年前に上海で2年間水墨画を学びました。中国では書道ができないと水墨画はできない！という考えで、師匠から書道の作品を書いて持ってきなさい。と言われました。高校時代より隷書や木簡を勉強していましたので、隷書作品を持っていきました。そしてなんとか弟子にしていただくことができました。

　最初の授業では、まず竹を描いてみなさい！と言われました。小さい頃から竹は見ていたはずなのに、どう描いてよいのかわかりませんでした。そして先生が描いて見せてくれました。その見事なこと！墨で描かれているのに色が見えます。その時から竹に魅了され描き続けています。

今回は私が30年描き続けている竹画をリターンにしました。写真は練習した墨竹画です。少しでも師匠に近づけるようこれからも精進してまいります。