大山の麓は秋の兆し。柿（かき）農園の鳥獣被害を知る。

 

９月終盤を迎え、先日は伊勢原子易地区の柿農園を視察してきました。

 

柿の栽培はとてもデリケートで、実をつけはじめてから収穫までの間、その実を何度も消毒してあげるのだそうです。

 

… そうしてあげないと、

すぐに虫が実の中に入り込んでしまい商品にならないのだそうです。

 

大変‥手間のかかる作業で、農家の多くが高齢になっていることも重なり、先祖から受け継いだ柿の木すべてをケアすることができないのが実情。。

 

 

秋のやわらかな日差しを受けて、

柿の実はあっという間に熟していき、周囲に甘い香りを漂わせていました。 

 

そうして、放置された柿を狙って動物たちが山からおりてくるのです。

 

 

大山の麓に漂う雲も〈夏の名残り〉と〈秋の兆し〉を両方感じさせる様になってきました。 いよいよ‥この子易地区も鳥獣被害本番の季節となります。

 

この『放置柿』を…

”青みかん”と同じようにビールにして生まれ変わらせることはできないだろうか！？   ‥または、他の加工品として活用方法はないか！？…。

 

※写真は「JR東海道線」で横浜から三島へ向かう車中で撮影。

 

いくつかサンプルでいただいて、、

ブルワリーはじめ、いくつかの食品加工工場へ相談に行くことから活動をはじめました！  … 柿が食品として加工できる期間も短く、食品加工にも数カ月の時間がかかることから、今年は調査のみで終わってしまう可能性もありますが、何とか、未来の出口を探してみようと思います。

 

wrote : 松原雅和