共同研究者からのメッセージ　徳島大学　宇都義浩先生

徳島大学大学院社会産業理工学研究部の宇都義浩です。2011年から現在まで金沢大学・がん進展制御研究所の共同研究に採択され、主に抗転移性制癌剤の創薬研究を行っています。

私は1998年に徳島大学工学部生物工学科の堀　均教授（現、名誉教授）の研究室に助手として赴任してから、23年間、種々の制癌剤や放射線増感剤の創薬研究を行ってきました。その研究者人生で一番の出来事は、2009年の日本癌学会でがん進展制御研究所の遠藤良夫先生と運命の出会いをした事で、それをきっかけに腫瘍移植鶏卵を用いた癌の創薬研究を構築し発展させることが出来ました。

がん進展制御研究所には、ユニークで最先端の癌研究を行っている一流の研究者達が集っており、それらの研究成果を次世代の癌研究者となり得る高校生達に伝えることは大変意義のある取り組みだと思います。

「力は制限によって生まれ、自由によって滅ぶ」（レオナルド・ダ・ヴィンチ）

このプロジェクトが癌研究の未来を拓く高校生を育てる力になれば誠に幸いです