若手研究者からのメッセージ　西村建徳先生

 

がん進展制御研究所の西村建徳と申します。現在、がんの再発や転移を防ぐことを目標に日々、研究を行っています。

 

 

私は高校生の時、理科の先生がたくさんの実験を授業に取り入れてくれたことがきっかけで理系を選択しました。授業では実際に自分の手を動かし、直に自分の目で科学現象を見ました。そして、なぜそのような現象が起きるのかについて考察する課題が毎回出されました。

 

 

この授業を通して、科学には不思議なことが多いことを体感したと同時に、その背景を考え、解くことの楽しさを覚えました。もちろん同級生には実験は面倒だから理科が嫌いな生徒もいました。理科や医学が自分に合っているのか、それとも合っていないのかを考えるには実際に体験することが一番だと思います。

 

 

本プログラムでは高校ではなかなか触れることがない医学の基礎研究がどういったものであるのかを自分の目で見て、体感するプログラムになっています。生徒が基礎研究について知り、自分に合っているのか合っていないのかを考えるとてもいい機会になると思います。

 

 

本プログラムを通して、高校生が『がん』にはまだまだ未知な点が多いことを知り、それを一つずつ解き明かすことの楽しさ（と大変さ）を体験してもらいえたらうれしいです。

 

 

高校生が、自分にとって医学の基礎研究とは何か、を

考える機会を提供する本プログラムを応援しております。