小屋組みを組立て中です。

冬の息吹を感じる頃となりました。　

香川県でもぐっと寒くなってまいりました。

修復作業の進捗をお伝えいたします。
工事に従事して頂いております方々のおかげで着々と進んでおります。

骨組みが見えていたところから作業が進み、現在は屋根の小屋組みを組立て中となっております。

二重になった野地板の下の部分には鎌倉時代の当初材が使われていることがわかり、その部分は当初材を活かして使います。

創建時の鎌倉時代の木材。
大正時代の解体修理時の木材。
そして、今回修復された令和の木材。
令和四年の落雷による被災で焼けて黒くなっている箇所。それもまた『歴史の一部』。
鎌倉時代より何度も修理され、大切に継承されてきた結果、今もこの地に存在しているということ。
とても重みを感じます。