盲導犬の訓練（まっすぐ歩くこと）

盲導犬は、目のご不自由な方と一緒になって安全に歩くという役割があります。そのための訓練として、当協会では、主に「まっすぐ歩くこと」、「歩道や階段を段差で停止すること」、「道路上の車などの障害物を避けること」の主に３つを中心に訓練を行います。

「まっすぐ歩くこと」は、ただ単にまっすぐ歩けばよいということではなく、カーブした道は道の形状に沿って歩くことや、場所によっては点字ブロックに沿って歩くこと、さらにはペット犬や色々なものに出会っても気を散らさずに歩くことなど、犬が自主的に道の形状や状況を判断して行動することが、盲導犬には求められます。

当協会では、犬に装着したハーネスを左手にもち、道路の左側歩行を基本とします。歩道上や駅の構内など、点字ブロックを利用する盲導犬ユーザーも多いため、点字ブロックに沿って歩いていく訓練もします。