盲導犬あるある「訓練士編」（２０２１／１０／２５）

　このプロジェクトも残すところ本日入れてあと５日。ネスストゴール達成まで皆様ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

　今回の盲導犬あるあるは「訓練士編」。訓練士は１人４－５頭の訓練犬を担当して、それぞれの犬の訓練の進み具合により１５分から１時間ほど歩き、バスや電車に乗ったり、スーパーに入ったりと、盲導犬になったときにユーザーと出かけることを想定しての訓練を進めていきます。

　犬たちのやる気を引き出し訓練に集中できるよう、それぞれの犬の性格や体力を考慮するとともに、訓練士自身の気力と体力も維持できるよう、また天候などにもよってその日の訓練コースを決めます。

　当協会は山あいにありますので、毎日の訓練はワゴン車に犬たちを乗せて亀岡市内や京都市内に訓練に行きます。荷台では１頭１頭ケージを載せ、移動中の犬たちの安全確保にも注意を払います。

　夏場、歩行中は路面からの熱や熱中症に気をつけるとともに、車内でも犬たちが熱中症にならないようエアコンをつけ、換気をしたり水分補給をさせたりして、犬たちの健康に注意を払っています。

　犬たちが健康で訓練を続けていくためには、歩行中だけでなく、日々のブラッシングなどの手入れも重要です。担当の訓練士は、訓練から帰ってきたらそれぞれの犬たちの手入れをしています。私たちもそうですが、盲導犬ユーザーも盲導犬と共に歩く時間は、１日の内でも数分から数時間です。歩いていない時間のほうが長く、その時間が犬たちの健康状態に大きく影響することも事実です。訓練士は、犬たちの訓練のときだけ関わるのではなく、訓練をしていない時間も犬たちの体調や気持ちの変化を気にとめながら犬たちと接しています。

　訓練犬たちが毎日、健康で訓練が続けられるよう皆様のご支援よろしくお願いいたします。