ボランティアはパピーの専任教育者（２０２２／１１／１４）

　当協会では、生まれたパピーは生後約６０日くらいで、お母さん犬から離し、一頭一頭、パピーボランティア（パピーウォーカー）のご家庭にお預けします。パピーボランティアは、パピーが生後１歳になる約１０か月間、家族の一員としてパピーを育て、またパピーの教育者となり、盲導犬として活躍するための基礎を教えていきます。　
 　当協会のパピースタッフは、パピーボランティアのご家庭を定期的に訪問して、パピーたちの生育状態を観察し、またパピーの育児にかかわるボランティアご家族の相談にのったりします。
 　また、ご家庭の訪問とは別に、協会にてパピーボランティアご家族対象に、パピーたちへの訓練の基本を指導するパピースクールを開催しています。
　パピーたちは、日々いろんなことを学習していきますので、盲導犬となるために大切なことを普段からボランティアご家族に教えていただくようお願いしています。盲導犬としてふさわしくないことをパピーが覚えてしまうと、それを直すことはなかなか大変ですので、パピーボランティアご家族は、日々の生活のなかで、パピーとの生活を楽しみながらも、パピーたちの成長具合や学習具合をよく観察してもらうという専任教育者としての大切な役割をもっています。　　
 　当協会では、毎年約４０頭ほどのパピーたちを、パピーボランティアご家族にお預けしていますので、そのパピーたちが将来、盲導犬として活躍できるよう皆さまの引き続きのご支援よろしくお願いします。