多くの皆様のご協力で1年間の医療費を確保できました。
1.はじめに
今回で5回目となりました当協会の犬たちの医療費を確保するためのプロジェクトに、これまでで最も多くの皆様がたからご支援をいただきましたこと、ここに感謝申し上げます。
何度クラウドファンディングを行っても、ご支援とともにいただく皆様からのあたたかい応援メッセージに毎回とても励まされています。
遅くなりましたが前年度(2024年度)の収支決算が確定しましたので、皆様にご報告いたします。
2.ご支援金の使途について
皆様からいただきましたご支援金12,991,000円からプロジェクト手数料を差し引いた額10,880,386円のうち、2024年度の犬たちの医療費として、下記のとおり使用いたしました。残りの額2,494,491円は、2025年度の医療費に充当し、その使途につきましては来年度の決算確定後にご報告いたします。

2024年度の犬たちの年度医療費は上記の通り8,385,895円となりました。
当協会では、病気や怪我の治療費用はもちろん、病気にならないための予防的医療に関する費用が全体の3割程度を占めています。犬たちの健康を守るためには普段の生活からしっかりと犬たちの様子を観察し、病気にならないための対策と予防が最も大切です。しかしながら、全ての病気や怪我から犬たちを守ることはとても難しいことです。
医療を受診する際、動物たちの医療も人間の医療と同様に高度医療化が進んでおり、いろいろな検査や適切な治療をすれば、これまでは助けられなかった命も助けることができるようになってきました。しかし、それにともない犬たちにかかる医療費も年々、増加傾向にあります。そのため、当協会では1年間の医療費のための予算を10,000,000円とし、確実に対応できるようにしております。

当協会の支出のなかでも大きな割合を占める犬たちの医療費をご支援いただけるこのプロジェクトは、活動資金を確保するためのとても重要な位置づけとなりつつあります。
私たちスタッフ一同、応援いただいた皆様ひとりひとりの思いを大切に受け止め、“犬の個性を尊重し、その一生に責任を持つ”という当協会理念の実現のために、これからも尽力して参ります。
3.リターンについて
リターンの発送につきましては、全て完了しております。オリジナルグッズを通じて、盲導犬やユーザー、そして当協会のことを思い出していただけますと大変嬉しく思います。当協会のサポーターとして、外出先で盲導犬ユーザーと出会った時に、少し意識して見守っていただき、困っておられるようでしたらお声がけいただけますと幸いです。
4.今後について
近年の物価高騰により、医療費やフード費用など当協会も様々な面で影響を受けております。また、クラウドファンディングを通じて当協会を知ってくださった方や応援してくださる方が少しずつ増えていることから、夏の街頭募金が難しい期間に毎年継続してクラウドファンディングを行っていく予定をしております。
コロナ禍、物価高騰、夏の暑さなど、依然厳しい現状ではありますが、盲導犬を希望する目のご不自由な方々や、盲導犬ユーザー、ボランティアご家族、そして当協会の犬たちが、幸せで有意義な時を過ごせるよう当協会スタッフ一同、これからも尽力して参りますので、引き続き、当協会への応援をどうぞよろしくお願いいたします。
























