活動報告_5/12

励ましのメッセージとご支援を賜りありがとうございます。

 

輪島の町の様子は、大きな変化はありませんが、仮設住宅に引越しする方が増えたり、避難所生活ながらも仕事を再開するなど、目の前のできることに取り組む人々が増えてきております。

しかし、解体や下水道への対応は遅々としており、家屋内の漏水修理の順番待ちの状態は続いております。

そんな中、市内に設置されていた仮設トイレが撤去されたため、簡易トイレの使用頻度が増えています。ゴミ回収日まで保管するのも、気温が上がってくると衛生面でもキツくなってきました。

そのため、店舗で作業をしていても、トイレを借りに公共の建物まで移動したり、水分を我慢したり、不便な生活は変わらず続いています。

自分たちの力では、どうにか出来ないことが多く、歯痒い気持ちです一杯です。

 

さて、仕事関連の状況を報告します。

本クラウドファウンディングのリターンのお届けを開始しました。

お箸は、十分に在庫があり被害が少なかったこと、お箸の職人さんの復活が早かったことが救いとなり、最初にお届け作業に着手できました。

 

箸のお届けは、母と姉家族が担当したのですが、母は孫と一緒に取り組み、久しぶりの仕事を楽しんでいます。

通常は、お客さまにお好きな柄をお選び頂くところ、今回は当方で選んだので、お気に召して頂けるかドキドキしております。

皆さまのお食事の際の、楽しみの一つになりますと大変嬉しいです。

 

また、お箸並びにお箸以外のリターンについても、用意が出来たものからお届けしてまいります。

復帰や復活出来ていない職人さんも多くおり、お届けにお時間を要するものもございますが、必ずお届けしますので、もうしばらくお時間を頂けますと、ありがたいです。

 

(発送したお箸)

 

続いて、生活面の状況報告です。

5月中には、避難所の体育館から引っ越せる目処が立ちました！

今回の引越しに際し、ボランティアの方の協力により、被災した住まいから壊れていなかった家具の一部を取り出すことができました！　そして、たくさんの励ましの言葉をかけていただき、本当に嬉しかったです。

あとは、仮設住宅ではないので、エアコン・洗濯機・冷蔵庫などの電化製品や コンロ・照明などの諸々を自分で購入・設置する必要があり、それらが整えば引っ越せそうです。

 

仕事も生活も、気持ち的にも体力的にも、辛かったり不安を感じる時があります。

そんな時、皆さまからの励ましに大きな力をもらい、優しい言葉に救われております。

 

引き続き、応援の程よろしくお願いいたします。

 

桂月堂　桂木 治