Vol.19 マシンが決定しました。

　このプロジェクトが成功すると信じております。そしてその時のための参戦マシンが決定しました。当初から候補に上げていたのはBMWです。ブランパンGTアジアをBMW Team Studieで戦ってきており、BMWが体に馴染んでいたからですね。スーパー耐久もM4GT4でした。過去にはグループAをM3で戦いましたし、全日本GT選手権もM3での実績があります。

　そもそも、ニュルブルクリンクで最多勝を記録しているのはBMWです。ドイツで戦うのだったらBMWが理想であることに疑いはありません。

　ただ、BMWのどのマシンにするかの決定が遅れていました。候補に上がっていたのは4台です。

　　M6GT3、M4GT3、M4GT4、そしてM2CSレーシングです。結果からお伝えします。戦闘力とレース参戦の目的と、そして資金的なバランスを考えた上で M2CSレーシングにすると心に決めました。

　M6GT3も十分に戦闘力がありますが、すでにM4GT3にエースの座を譲っています。BMW Team StudieがスーパーGTマシンをM6GT3からM4GT3にスイッチしたことからも想像できる通り、最新のマシンで戦いたいという思いもありますよね。M4GT4にも魅力を感じていますが、その過激なコースで安定してラップタイムを刻むにはM2CSレーシングが適しているであろうというBMW.A.Gのアドバイスもあり、M2CSレーシングに決めたのです。

　M2CSレーシングですでに昨年の富士24時間レースで戦っており、完璧な耐久性も確認しています。せっかくのご支援により実現するプロジェクトですから、上位で完走する必要があります。リタイヤは避けたい。M2CSレーシングはその点でも理想的だと判断したのです。

　実は富士24時間耐久レースでM4GT4と競い合っているのですが、ストレートスピードが優っていることも確認しています。ニュルブルクリンクは4速〜6速が連続する高速サーキットであり、バックストレートは2kmと長い。最高速度の高さは武器になると予想してもいるのです。おそらく280km/hほどでのバトルになるのではないでしょうか。その点にも期待しているのです。

　体に馴染んだM2CSレーシングでのレースに今からワクワクと興奮が止まりません。これからもご支援よろしくお願いします。