キュウリから味覚を学ぶ

ドキュメンタリー「在来作物で味覚のレッスン！」で撮影したなかで、在来キュウリの食べ比べのシーンがあります。

在来のキュウリを生で食べ比べながら、こどもたちからは「甘い！」「苦い！」という声がありました。なかには「酸っぱい？」という声もあったりと、味覚の発達に応じて、的確だったり、少し違ったりと様々なコメントがありました。素材そのものの味だけでなく、料理と組み合わせるとさらに、様々な味を学ぶことできます。鵜渡川原キュウリのピクルスを食べて、「すっぱーい！」「梅干しの10倍すっぱーい！」と嫌な顔をする子もいれば、「おいしー！」と喜ぶ女の子もいたりと。これも個人差がありますね。

さらに、おダシをしっかりとった「冷や汁」（暑い山形の夏を乗り切る、冷たいお味噌汁で具にキュウリが入っている）を味わうことで煮干しや昆布の出汁の”うま味”を学ぶこともできます！！野菜のことだけでなく、郷土料理を学ぶことで、豊かな味覚の形成が可能なると確信しました！このような子供の味覚を育むレシピと一緒に、在来野菜の魅力をお届けするレシピ！ぜひ実現したいです！！

山形の郷土料理、冷や汁