
支援総額
目標金額 4,000,000円
- 支援者
- 90人
- 募集終了日
- 2024年2月14日
応援記事|社会貢献教育がもたらす子どもの可能性~地球市民の会の取材から~
〇はじめに
みなさんこんにちは!「子ども、寄付者、ファシリテーターと共に育む。社会貢献教育をみんなに」クラウドファンディング、学生プロジェクトメンバーののんです。今回はこのクラウドファンディングプロジェクトの応援記事として、認定NPO法人地球市民の会ミャンマー駐在員の鈴木亜香里さんにインタビューを行いました。
鈴木さんは、2022年の日本ファンドレイジング協会主催の「Learning by giving for two」というお金の寄付先を日本とミャンマーの高校生が決めるプロジェクトのミャンマー側のコーディネーターとして参加してくださり、大変お世話になりました。
1月の年明けすぐにインタビューをさせていただきましたが、ミャンマーではお正月はなく、普通の日であるということに驚き、和やかな雰囲気でインタビューすることができました。
【地球市民の会】
1983年に佐賀県で設立された認定NPO法人で、タイ、スリランカ、ミャンマーなどで教育支援、農業支援、村落開発、環境保全、国際交流の事業活動をされています。ミャンマーでは、農村部が約90%であるシャン州南部とチン州南部において、循環型農業を基盤とした「循環型共生社会の創造(Creation of Symbiotic Society: CSS)事業」を展開されています。
【Learning by Giving】
Learning by Givingとは、子どもたちが自分たちで社会課題を調べ、寄付先を決定し、実際に寄付を行う教育プログラムです。著名投資家であるウォーレン・バフェット氏のファミリーが米国で提供しているプログラムで、日本では弊協会が唯一の提携パートナーとして2016年から取り組んでいます。詳しくはこちら。
◎仏教徒が多いミャンマーならではの考え方「ピーティ」
「Learning by giving for two(以下、LbG)」の際にミャンマーの高校生から学んだ「ピーティ」という言葉。ミャンマーの方が寄付をする理由です。みなさんは、どのような意味かわかりますか?
「ピーティ」とは、仏教用語で「喜び」を表します。
LbGの時に、「ミャンマーの学生が、ピーティを得るために寄付をするんだ」と言っていてそれがとても印象に残っています。そこで、そこまで人を動かすピーティはミャンマーの人にとってどういう存在なのかお聞きしました。
のん:「ピーティ」という考え方について教えてください!
鈴木さん:ミャンマーには仏教徒が多いです。「寄付をすることでピーティが得られる」、「他の人のために何かをすることでピーティが得られる」というお話をお坊さんがよくします。お正月や満月・新月の度に僧院に行って、お坊さんの説法を聞くんです。まるでの自己啓発セミナーのような話が多いんですが。
それを小さい時からしているから、お坊さんが言ったことは絶対正しい
と信じている方が多いです。ピーティも、お坊さんが「人のためになることをするのはいいことですよ」と何度も話しているので、頭に染み付いているという感じですね。
のん:じゃあ、ミャンマーの方は日常的に仏教の教えで生活しているんですね。
鈴木さん:そうです。仏教の考え方では、人に良いことをすると、ピーティ(喜び)を味わえるうえに、徳が貯まります。徳が貯まると、来世でいいところに生まれ変わったり、最終的には輪廻から解脱したりできます。寄付をすると、徳ポイントが貯まっていくという感覚ですね。
日本人は、寄付をすると「お金が減る」と思う人が多いかなと思いますが、仏教徒は「徳が貯まって嬉しい」という感じで寄付をしていますね。
◎『日本は本当に親切な国!?』
日本は、親切な国だと言われていますが、実は、日本は、ミャンマーと比べて寄付文化は遅れていて、
世界の国々の人助け度をランク付けした報告書「World Giving Index(世界人助け指数)2023」によると、
ミャンマーは人助けランキング6位と上位なのに対し、
日本は、、、142カ国中139位とアジアの国々の中でも最下位なんです。
鈴木さん:日本では、お賽銭をすることがありますよね。普通の人は5円とか小銭ですが、経営者の方などは、運が良くなるように1万円を入れることもあると聞きます。私は、お賽銭だけではなくて、NPOに1万円寄付をしてもいいんじゃないかと思っていいます。
ミャンマーのお坊さんは、日本のお坊さんとは少し違い、地域のNPOのような役割を担っています。お坊さんに寄付をすると、その寄付を使ってお坊さんが困っている人にご飯を食べさせたり、子供たちが学校に行けるようにしてくれたりするんです。
のん:へぇ〜、日本とは違って、神社・お寺への寄付がまわりまわって、自分たちのため
になるんですね!
寄付の意味が、日本とは宗教の影響もあってか違うのが興味深いです。
鈴木さん:寄付には、「自分が扱える額を増やす」という考え方もあると思っています。例えば、1万円を気軽に寄付できる人は、ポンと1万円を簡単に稼げると思います。
私は、寄付できる金額を増やしていきたいと思っています。最初は1,000円くらいしか寄付をできませんでしたが、去年は5万円の寄付を2回もできたんです。5万円をパッと寄付したら、5万円パッと稼げるようになるだろうなと考えています。
のん:なるほど!収入が増えてきたから、寄付額を増やすのではなくて、逆なんで
すね!
鈴木さん:そうです。これ、本当の話なのですが、1時間3,000円でコーチングの仕事をしている友達がいました。彼女は、いつも3,000円くらいの寄付をしていたし、身に着けているアクセサリーも3,000円のものでした。彼女が気軽に扱える金額が3,000円だったんですね。
その友達に「3万円を思いきって寄付してみたら」と勧めたんです。彼女はすぐに3万円の寄付をして、今は1万円以上でコーチングをやっています。お金が回る額を自分で増やせるというのが、寄付のひとつの利点だと思います。寄付したら、絶対に何か還ってくるんです。
私も、寄付をしたからこそ、自分がクラファンをするときに寄付をしてもらえたり、寄付でご縁ができて仕事に繋がったりと、お金以外でも還ってくるものはたくさんあります!
のん:寄付をしようと思うきっかけになったことはなんですか?
鈴木さん:私はミャンマーでNGOの駐在員をしていますが、私がNGOの仕事をしたいと思ったのは、NGOの駐在員は困っている人と接する最前線にいて、ありがとうを一番もらえる仕事であり、やりがいや感動がたくさんありそうだと思ったからです。でも、「実際に1番感動するのは、寄付者なんだ」と私は分かったんですよ。
のん:どういうことですか?
鈴木さん:ある方が、100万円以上を寄付して、ミャンマーに学校を1校建てて
くださいました。学校の落成式に、ミャンマーまで来てくれたのですが、そのときにすごく泣いていらっしゃったんです。その場には、村の子供たちや大人という支援を受ける側の人がいて、間に入るNGOスタッフの私もいたのですが、その中で泣いてたのは寄付者の方だけだったんですよ。泣くほど感動してるんです。 それで、「あれ?ここでは、もらった人よりもあげた人の方が感動しているぞ」と気づきがありました。私も将来的に人のためにあげられる人になりたい、いっぱい寄付できる人になりたいなと、25歳ぐらいの時に思ったんです。
のん:え〜、それはとても感動的ですね。素敵です。
鈴木さん:寄付集めの仕事もしていますが、最初は、「お金をください」と言うのに抵抗がありました。でも今は、「あなたたち、感動できるんだからお金ぐらい出しなさいよ!」ぐらいな気持ちで(笑)、 ファンドレイジングをしています。
のん:なるほど、面白いですね。
◎中高生へ伝えたい思い
のん:最後に、中高生に伝えたい思いはありますか?
鈴木さん:私が高校生くらいの時に、日本は世界の中でも裕福な国だということを知って、とっても驚いたんです。たまたま日本に生まれただけなのに、何不自由なく勉強もさせてもらえて、なんだかすごく申し訳ないと思いました。
こんなにも恵まれているんだったら、自分ができることを困っている人にやっていかないといけないなと思ったのが、私の原点にあります。
だから、今の中高生にも、そのラッキーに感謝して、できることをやってほしいと思います。
この人生では、たまたま日本に生まれて、たまたま普通の家庭に生まれたから恵まれていますが、もしかしたら、アフリカの飢饉のところに生まれていたかもしれない。どこに生まれても大丈夫な世の中にしたいという想いがすごくあるんですよ。
日本でも、貧しい家庭に生まれたり、虐待を受けるような家庭に生ま
れることもあるかと思います。どこに生まれても大丈夫な社会にしてから死にたいという気持ちがすごくあります。
これから、自分が困ることもあるかもしれませんが、そのときにいきなり「助けて!」と言うのは大変なことだと思います。でも、今のうちに誰かに手を差し伸べることをしておけば、いざというときに自分がヘルプを出しやすくなるんじゃないでしょうか。
寄付ができない方は、小さなお手伝いだけでも、小さな積み重ねでだんだん社会は変わっていくと思います。
◎おわりに
以上、地球市民の会 鈴木亜香里さんへのインタビューでした。
様々なことについて約1時間、みっちりと話していただいて、ミャンマーならではの考え方や鈴木さんの思いを感じることができました。ぜひ、この記事を中高生のみなさんに読んでいただいて、寄付への考え方が変わったり、寄付のきっかけになるといいなと思います。
最後に、お忙しい中インタビューを快諾してくださった鈴木さんに心から感謝致します。
ありがとうございました。
リターン
10,000円+システム利用料
【個人向け・寄付控除あり】\応援団員/社会貢献教育ポータルサイトでのご氏名掲載
●御礼メール
●寄付金領収書
●社会貢献教育ポータルサイトでのご氏名掲載(希望制)
- 申込数
- 63
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年6月
30,000円+システム利用料
【個人向け・寄付控除あり】\応援副団長/寄付者向けLbGオンライン体験会へご招待
●御礼メール
●寄付金領収書
●社会貢献教育ポータルサイトでのご氏名掲載(希望制)
●寄付者向けLbGオンライン体験会へのご招待
・開催予定日時:2024年1月27日(土)13:00~17:00
・1月26日(金)正午までにREADYFORへの着金が完了された方へ、27日(土)AMに詳細をご連絡いたします。期日を過ぎて本コースへご支援いただいた場合はご招待がしかねますので、予めご了承いただけますようお願いいたします。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年6月
10,000円+システム利用料
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・1月26日(金)正午までにREADYFORへの着金が完了された方へ、27日(土)AMに詳細をご連絡いたします。期日を過ぎて本コースへご支援いただいた場合はご招待がしかねますので、予めご了承いただけますようお願いいたします。
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