【交通新聞】道内の鉄道ファンらJR北、廃車のキハ183系保存

　1月16日付け「交通新聞」に、「道内の鉄道ファンら　クラウドファンディングで資金募る　JR北、廃車のキハ183系保存」と題して、プロジェクトをご紹介いただきました。

　JR北海道が本年度中に廃車を予定しているキハ183系0番代特急気動車の先頭車両を保存しようと、道内の鉄道ファンらが年明けから資金集めを開始した。
　目標を達成すれば、旧国鉄色に塗り直して北海道安平町に来春開業する道の駅「あびらD51ステーション」に展示する。
　ネットのクラウドファンディングで資金を募っているのは「北海道鉄道観光資源研究会」（永山茂代表）。引退後に保存予定のない車両を後世に残したい、と活動を思い立った。
　キハ183系は、道内最初の特急気動車キハ80系の老朽化に伴い、積雪寒冷の北海道仕様の特急車両として製作。1980年（昭和55年）に函館－釧路間の特急「おおぞら」として運転開始した。
　83年までに新製された初期型の0番代は現在、札幌－網走間の特急「オホーツク」の代替車両などとして使用。しかし、今年3月17日のダイヤ改正に伴い、札幌－函館間の特急「北斗」に使用している183系500番代を「オホーツク」などに回し、残る0番代19両は廃止される。このうち、先頭車両は特急「旭山動物園号」の2両を含む5両。非貫通の高運転台が特徴だ。
　目標額は610万円。期限は3月30日で、達成した場合は目標を1100万円に引き上げ、もう1両取得する。
　安平町はかつて蒸気機関車の基地があった鉄道のマチ。道の駅には町鉄道資料館の蒸気機関車D51 320号機を移転する予定で、キハ183形を並べて保存する計画だ。もう1両は同資料館内に保存する。
協力希望者は、https://readyfor.jp/projects/kiha183ozora へ。

■　道内の鉄道ファンら　廃車のキハ１８３系保存で資金募る
　ＪＲ北海道が本年度中に廃車を予定しているキハ１８３系０番代特急気動車の先頭車両を保存しようと、道内の鉄道ファンらが年明けから資金集めを開始した。目標を達成すれば、旧国鉄色に塗り直して北海道安平町に来春開業予定の道の駅「あびらＤ５１ステーション」に展示する。