食べることをあきらめた人にスイーツを

支援総額

1,701,000

目標金額 500,000円

支援者
131人
募集終了日
2024年10月25日

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2024年09月22日 13:52

栄養士を目指したきっかけと、私の栄養士人生と、今

喘息改善ではじめたスイミングが

栄養の道に進むきっかけに

幼少期の私は、物心ついたときにはすでに気管支喘息とお友達でした。ちょうど今ごろ季節の変わり目は特に酷く、少し走っただけでゼーゼー苦しく発作に苦しむ毎日。医師の勧めで3歳からスイミングに通いはじめます。当初は喘息改善のためにはじめたスイミングでしたが、気付けば泳ぐことに夢中になり小中高では生活の一部に。学校へ行く前の朝練と、放課後の練習。長期休みには合宿という水泳三昧の学生生活でした。

 

 

そんな中で、高校時代は水泳選手とスイミングのコーチ(アルバイト)という、2足のわらじを履いていました。教える立場も経験したことで、コーチが合宿で選手の食事を材料を測り栄養計算していたことや、ホテルの調理師さんに特別に作ってもらっていたことを知り、食事からの栄養が大変重要であることに気づきました。栄養士という職業を知ったのもこのときで、自分でもスポーツ栄養の本を買い勉強をはじめると同時に、栄養士の資格が取れる短大へ進路を決めました。

 

(メダル下げてる左が私。三姉妹の真ん中)

 

高齢者施設での勤務。美味しそうとは思えない食事を

「こういうものなんだ。」と思い提供していた

短大卒業後に就職したのは、実習でご縁のあった委託給食事業を行う会社でした。はじめに配属されたのは大きな総合病院。一通りの業務を覚えたあと、1年経たずに高齢者施設に責任者として異動になりました。私が入職した頃はまだ、嚥下食(噛んだり飲み込むことに配慮して形態やとろみを調節した食事)という形態がなく、細かく刻んだりミキサーにかけたりする程度。美味しそうなんて到底思えない見た目の食事を「こういうものなんだ。」と他人事のような感覚でお出ししていました。

 

食べることが大好きなくせに、自分が食べる食事と、利用者様にお出しする食事をどこか切り分けて考えていたのかもしれません。機能優先とはいえ自分が1ミリも美味しそうと思えない食事を提供する…。数年で自分の仕事に熱意を持てなくなり、一度栄養士の職を離れます。

 

栄養士の道へふたたび

原点となる「食べる楽しみ」を思い出す

結婚・出産を経てしばらく子どもとゆっくり過ごしていましたが、夫の体調不調などもありふたたび正社員で働くことを決意。栄養士へ戻る道を選択しました。

 

この頃には、ソフト食と呼ばれる食事形態(食材をミキサーにかけた後ゲル化剤を使って再形成する方法)が出ていました。この形態だと、何の食事かわかるものが多く「肉じゃがが肉じゃがらしく見える!」と感動したことを覚えています。

 

私が管理栄養士として行事食に力を入れ出したのもこの頃から。行事食とは、給食でいうお楽しみ献立のようなもので、クリスマスやお正月など季節ごとの特別メニューです。子どもの学校からもらう献立表を眺めながら「そういえば昔楽しみだったな〜」と思い出したんです。子どものときから食べるのが大好きな私でしたから、お楽しみ献立(特にデザート♡)に人一倍目を輝かせていた、あの感覚…。

 

それからというもの行事食は張り切って、メニューはもちろんメッセージカードなどもこだわって、楽しく食べることを考えるように。利用者様もそれを感じてか、その特別感にキラキラと目を輝かせます。食べたいという意欲が、食べる機能を超えて普段の数倍も食べてくださる方も沢山いました。まさに「食べることは活きること」なのだと深く感じました。

 

その後、小規模施設から大規模施設へ職場を変え、利用者様は30人から160人に増えましたが、人数が多いからできないではなく、どうしたらできるかを考え工程や体制を整備。「板倉さんが来てから食事が変わった」と嬉しいお言葉をいただけたことも、前に進む原動力になっています。

 

 (実際に作った行事食の一部)

 

誰もが食べたいものを

安全に当たり前に食べられるように

こうして高齢者施設の管理栄養士として利用者様やご家族に寄り添い、食べることのサポートやケアを重ねるなかで「食べられるって当たり前ではないんだ。」「楽しく食べるって、なんて尊いんだろう。」「当たり前に食べられるようにしたいな、そのお手伝いができたらな。」そんな想いがどんどん強くなっていきました。

 

 噛む力や飲み込む力が弱くなったお年寄りや障がいのある方は食べられないものがあるって、皆さん思っていらっしゃいます。

 

例えば、長野名物「おやき」。お正月の「お餅」。お祭りの「焼き鳥」。

 

食べたくても喉に詰まるからダメよって、普通は思いますよね。ですが、嚥下食という形態によって見た目や味を大きく損なわずに、のど越しよく安全に食べられるようになるんです。私はそれを高齢者用、障がい者用というくくりではなくて「誰だって普通においしいヤツ!!」にしたいのです。そんな食事やスイーツを、もっと沢山の方にお届けができたら…。

 

 

「インクルーシブ」

包括的な、みーんな。

誰もが楽しく食べられる社会へ

 

まだまだ未熟な私の未知への挑戦に皆様お力をお貸しいただき本当にありがとうございます。

引き続き何卒よろしくお願いいたします!

 

板倉麻希

 

リターン

3,000+システム利用料


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感謝のメール

●感謝のメールを心込めてお送りします。

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年11月

5,000+システム利用料


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プロジェクトに共感してくれた方(進捗状況をお知らせします)

●感謝のメールを心込めてお送りします。
●活動報告をお送りします。

申込数
47
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年11月

3,000+システム利用料


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感謝のメール

●感謝のメールを心込めてお送りします。

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年11月

5,000+システム利用料


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プロジェクトに共感してくれた方(進捗状況をお知らせします)

●感謝のメールを心込めてお送りします。
●活動報告をお送りします。

申込数
47
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年11月
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