
支援総額
目標金額 250,000円
- 支援者
- 67人
- 募集終了日
- 2017年3月10日
[応援メッセージ] wakaより
長文、乱文失礼します。
私の話におつきあいください。
私のセクシュアリティ(性自認、性的指向など)は、
- 好きになる人の性別:女性、男性(どちらでもない人も含む)
- 自分の性別:女性、男性どちらとも捉えていない
- 性表現:「自分らしく」が一番ですが、「女性らしさ」を押し付けられるのは苦痛
……です。
上記を言葉にして説明できるようになり、顔を出してカミングアウトできるようになるまで20年以上かかりました。クラウドファンディングが始まって6日目。配られた1000枚以上の私の顔の載ったチラシ。正直に言うと、いまもカミングアウトは怖いです。怖くて怖くて、必死で笑顔を作っています。時に泣きながら抗不安剤を飲んでいます。
私の体験を少し書きたいと思います。
新卒で入った会社ではアウティング(セクシュアリティをバラされること)され、突発性難聴になりました。社会に出るのが怖くて、人との関わりを避けるようになりました。
もちろん受け入れてくれた人も多くいます。それでも、カミングアウトした人から「ふつうを高望みしている」と言われたり、「認めてほしいなら海外にいけばいい」と言われたり、傷ついた経験もたくさんあります。それは、目に見えないけれど、少しずつ私の心を傷つけ、最終的にはうつ病になってしまいました。去年の4月からひどくなり、2016年11月までは一人で電車に乗ることができませんでした。
そして、2017年1月には6年間連れ添ったパートナーとお別れしてしまいました。元パートナーは、女性の身体を持っているけれど、自分のことを「100%女性」だと思えないセクシュアリティ。見た目はボーイッシュな女性でした。付き合っていた6年間は、異性同士、性別違和のないのカップルであれば何てことないようなことに、たくさん向き合わなければならない日々でした。
いろんなところに行きました。いろんな想い出をつくりました。
でもどこか「二人で生きること」は苦しかった。
例えば、二人暮らしを始めることになったとき。この部屋に決めよう、そう思った矢先、不動産屋の人が「男同士(で住む)なら気持ち悪いですよね」と笑いました。その賃貸業者はやめて別の業者に頼みなおしました。もちろん二人がカップルであることは隠して、シェアハウスということにしました。アパートの一階の美容室の人に会うときは手を離し、スーパーでも手はつながないで過ごしました。
誰も知らない土地に行くときだけ、手をつなぎました。あるとき泊まった宿で、緑とピンクの浴衣を渡されました。宿の人に「緑ふたつにしてほしい」と頼んだら怪訝な顔をされ、今度はピンクを2つ渡されました。二人で浴衣を持って泣きました。「楽しい旅行でさえどうして悔しい想いをしなければならないんだ!」
私たちは、ただ一緒にいたいだけだったのに、何かを「選べた」ことはほとんどありませんでした。たった一つ守れたのは、パートナーが大切にしていた言葉です。「自分の感受性くらい守りたい」。
私がセクシュアルマイノリティの活動を始めて、早10年が経ちました。「LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)」という言葉も浸透しはじめました。少しずつ社会がよくなっていることを実感しています。いつも支えてくれる家族や友人、仲間たちには心から感謝しています。それでも、セクシュアルマイノリティとして生きることは、決して「簡単」ではないです。それはきっと、他のマイノリティの課題と通ずるところがあるでしょう。
失った聴力は戻らないし、うつ病も治らない、最近ADHD・ASDという発達障害であることもわかりました。この社会は、生きにくい。とっても生きにくいです。
いっしょに活動してくれているメンバーは全員無職です。全員精神疾患があります。ほかにもたくさんのバックグラウンドを持って、いままで「生きて」きました。どんな想いで進んできたのか、ここの文章で表すことができないくらいです。ただ言えるのは、いまこの文章を書きながら、涙が止まりません。
それでも、これだけの友人や先輩、家族が支援金という形で「応援」してくれています。それは、私の駆け抜けてきた「10年間」に対して初めて「価値」を見出してくれたように、そう感じています。何度も死にそうになりながら、それでも立ち上がって、涙をぬぐって、手を取り合って生きてきたことを「よく頑張ったね」って「よく生きてきたね」って言ってくれているように感じます。
トラウマがフラッシュバックする日々を過ごしながら、いまもめまいが止まらない中、自分のお財布からお金を出してやってきました。それでも「私がやりたいことなんだから」って思っていました。だけど、それでいいのかなってずっと違和感がありました。
このクラウドファンディングを達成するためにかけた時間やお金はすべて持ち出しです。だけどそれでいいのでしょうか。もし私たちが「肩書き」のある団体だったら、私たちに「肩書き」があればちがったのでしょうか。私はなんの肩書きもない、鬱で発達障害でセクシュアルマイノリティのひとりの人間です。肩書きって何なのでしょうか。
このクラウドファンディングへの応援コメントをみて、本当に嬉しかった。友達が、先輩が、後輩が「わかが頑張っていることにお金を出すよ!」っていってくれている、「まちがってない!」と背中を押してくれる、「辛いことがあったらすぐに電話をしてね!」とメールをくれる。
そして、大切な先輩や友人が、「わかちゃんに幸せになってほしい」と言ってくれた。
私は「幸せ」になっていいですか。
きちんと対価をもらって活動をしていいですか。
その答えがこのクラウドファンディングにあると思います。
最後に。
私が神戸IDAHOを続ける理由は、
2014年のIDAHOにこれなかったNちゃんにあります。
天国にいるNちゃんへ
私はあなたが悩みを打ち明けてくれた日、
一緒にセクシュアルマイノリティの講演会をした日、
私の名前を呼んでくれた日々を、
忘れたことはありません。
「わかさーん!」「だいすきだよ」
Nちゃんに言いたいことは「ありがとう」の一言。
私を生かしてくれてありがとう。
あなたが伝えたかった「メッセージ」は、
私が路上で伝え続けます。
リターン
3,000円

神戸IDAHOを応援する!ポストカード付き
★サンクスメール
★ポストカード1枚(絵柄は届いてからのおたのしみ!)
★バッジ1個(写真はイメージです)
- 申込数
- 40
- 在庫数
- 60
- 発送完了予定月
- 2017年7月
10,000円

神戸IDAHOを応援する!バッジ&キーホルダー付き
★サンクスメール
★ポストカード5枚(絵柄は届いてからのおたのしみ!)
★バッジ1個(写真はイメージです)
★キーホルダー1個(写真はイメージです)
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 18
- 発送完了予定月
- 2017年7月
3,000円

神戸IDAHOを応援する!ポストカード付き
★サンクスメール
★ポストカード1枚(絵柄は届いてからのおたのしみ!)
★バッジ1個(写真はイメージです)
- 申込数
- 40
- 在庫数
- 60
- 発送完了予定月
- 2017年7月
10,000円

神戸IDAHOを応援する!バッジ&キーホルダー付き
★サンクスメール
★ポストカード5枚(絵柄は届いてからのおたのしみ!)
★バッジ1個(写真はイメージです)
★キーホルダー1個(写真はイメージです)
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 18
- 発送完了予定月
- 2017年7月

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