学校と音楽家

連日、スクールコンサートやワークショップで学校を訪れていました。

校長先生をはじめとして、学校の先生たちとお話をしていて、先生方の仕事量、負担が年々多くなってきている。音楽部を始め他のクラブ活動も廃部して、授業の指導に力を集約しなければいけない状況になっていることをお聞きしました。

 

合奏部や吹奏楽部を残すという決断をした学校も、各楽器の専門的な指導者が身近にいない、また予算もないため実技指導の先生を呼ぶこともむずかしく、実技指導は悩みの種。

私も学校に行くと、合奏の指導について先生方から多くの質問をいただきます。

 

地方に行くと、地域に人材がいないため指導者を確保できない。という悩みがあります。

学校が地域で唯一の子供たちの文化体験の場所であるため、クラブ活動などを廃止にしたくないという考えもあります。ただ先生方の負担も実際ものすごい量。

部活動を外部講師に委託する話も出てますが、運動部では進んでいますが、福島県では文化系の部活はまだ始まってないようです。

 

このクラウドファンディングを行う目的の一つには、指導を希望する学校に音楽家を派遣して実技指導ができるようにすることがあります。

学校に音楽家を派遣することで、学校で音楽を習いたい人たちと音楽家を繋げる役割を楽団として行います。

 

年々、音楽家のみならず学校を取り巻く社会や環境がものすごい勢いで変わってきています。

「気づいた時には何もできない」となる前に、行動をしないと。と感じます。

学校の先生たちの負担を減らしながら、専門家を交えた質の高い教育で、音楽文化の持続可能な社会が続くように私たちも全力で取り組みます。

 

応援どうぞよろしくお願いします。