山寺コンサートについて

皆様

プロジェクトページの概要をお読みいただきありがとうございます。

また、さっそくご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。

前回から引き続きのご支援の方が多く、本当に嬉しい思いと、度重なるお願いにご迷惑をおかけしているなという思いが混ざっています。

これから修復が完了するまで、さらに重ねてお願いしていくことになります。

正直、自分の気持ちが持ちこたえられるかなというところもあります。でも、自分のためじゃない。地域のため、興隆寺のため、そしてこれからの未来のためと思えば、勇気と根気が蘇ります。

 

さて、昨年の3月まで開催してきました「二月会再興プロジェクト山寺コンサート」ご存じの方には繰り返しになりますが、初めての方にご理解をいただきたいと思っています。

山寺コンサートとは、わかりやすくいうと、今はひっそりと佇む山寺でやるイベントなんだから山寺コンサートって名前はどう？と、市原住職の奥様が言われたことがはじまりです。

私はどうしても、興隆寺、二月会について皆様に知っていただきたいなと、ガチガチの頭で考えていました。それをとても軽い気持ちにしてくださって、あ、気軽に地域の人たちにひと時を楽しんでもらえるイベントにすればいいんだ、そう思い１０年間続けてきました。

１０年という節目で一度区切りを付けようと、今年は開催しませんでした。それでも、二月会について知ってもらう機会は考えていかなきゃなぁと思っていました。

今年は、春先からイベントが開催できるような環境になく、お休みになっていてよかったなと思いましたが、それでも、お会いする方々から、

また山寺コンサートやってね

とよく声をかけていただけます。

毎回、狂言、雅楽を中心に地域の子供たちも参加しての上演を続けてきました。年によってはサックスやドラムの入るような賑やかな演奏があったり、25絃箏「心花」による演奏であったり、山口ではなかなか触れることのできない舞台、音楽が楽しめるということで、1年の楽しみにしてくださっている方が多くおられました。

来年の３月、やっぱりたくさんの人が笑って楽しんでいる姿がみたい、そして、喜んで興隆寺の修復の支援をしたいと思ってもらえるように準備をしたいなと思い、11回目の山寺コンサートを企画しました。

内容については今まだ企画段階ですので、決まり次第お知らせしますが、

160年くらい前まで行われていた二月会は、興隆寺の大切な儀式であったと同時に、この地域の皆様の1年の楽しみでもあったと理解しています。山寺コンサートも、それと同じく楽しみにしていただきたく、今回のプロジェクトでは一部を開催費用に充てさせていただくことにしています。できる限り修復費用に回していきたいと思っていますが、その辺り、どうかご理解をいただければと思います。

長文になりましたが、少しでも思いを届けていきたいので、ご容赦ください。

最初の1週間で、少しでも周知できればと思いながら、目の前のことに追われ、直接ご挨拶にいけておりません。少しずつお会いできる方にはお会いしに伺おうと思っていますので、嫌がらずに話を聞いていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

 

第9回山寺コンサート（平成30年3月）の様子です