初期目標達成！！！　第5回推進検討会（県内全体会議）ご報告

寄付者の皆様へ

お世話になっております。
まず初めに、熊本県心臓リハビリテーション推進事業への温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。皆様のご協力により、このプロジェクトが順調に進んでいることをお伝えできることを大変嬉しく思います。引き続き、皆様のお力を借りながら、さらなる成果を上げるべく努力してまいります。

さて、昨日、熊本県心臓リハビリテーション推進事業の第5回推進検討会を無事に開催いたしましたので、活動報告として以下の通りご報告申し上げます。

今回の会議には、オンサイトで約35名、オンラインで約90名の方々にご参加いただき、心リハ推進事業発足から2年を迎える重要な節目となりました。

また、県内全ての心リハ施設にご協力を賜り、現在では世話人58名、ワーキンググループ138名まで組織も大きくなり、ますます充実した活動が展開されています。皆様のご支援とご協力に改めて感謝申し上げます。

当初、3年間での達成を目指していた初期目標を、わずか2年で達成することができました。特に、全国トップレベルの外来心リハ導入率12%を最重要目標として掲げておりましたが、今回の結果は外来心リハ導入率16.3%に達し、目標を大きく上回る成果を収めることができました。これはひとえに、皆様のご支援とご協力のおかげであり、心より感謝申し上げます。

また、会議では、超高齢者への対応や交通アクセスが困難な地域への対策、介護との連携、リハビリの質の向上に加え、量的な目標だけでなく質の向上を重視した新たな目標設定についても多くの貴重なご意見をいただきました。患者アウトカムの向上を目指す姿勢を改めて確認し、今後の施策に向けた非常に示唆に富んだ内容となりました。

16.3%の導入率は、現段階で非常に優れた成果だと確信しています（最終順位は厚生労働省の統計結果を待つ必要がありますが、日本一の成果であると感じています）。ただし、ガイドラインクラス1推奨の治療としては、依然として実施率は低く、現時点では83.7%の患者さんがこの重要な治療を受けていない現状です。次の目標としては、30%を目指して、引き続き努力を重ねていく所存です。

今後は、遠隔リハビリテーションや施設間連携をオンラインで進め、システム面での改善を行い、皆様の労力を増やすことなく、むしろ軽減できるような取り組みを進めてまいります。

まずは、熊本の患者さんのため、医療者のため、そしてすべての熊本県民のために引き続き努力を続け、さらには日本全体の循環器診療の向上を目指して精一杯精進してまいります。

改めまして、皆様の温かいご支援、ご協力に深く感謝申し上げます。引き続き、よろしくお願い申し上げます。

＜今後の主な日程＞

• 8月3日（日） 　ロアッソ熊本試合にてブース出展

• 8月8日（金） 　ワーキンググループ全体会議

• 9月7日（日） 　 心リハ市民公開講座

• 11月7日（金）    ワーキンググループ全体会議

• 11月17日（月）  世話人会

• 12月12日（金）  第6回推進検討会（県内全体会議）

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今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

敬具

松澤泰志
熊本大学病院
心臓リハビリテーション推進事業