【支援者90名を超えました】御礼と拝殿の茅葺屋根についてのご紹介

この度は、たくさんの温かいご支援を頂き、大変ありがとうございます。おかげ様で本日時点90名もの皆さまからご支援をいただいております。

多くの方々に「次の百年へ、文化財である拝殿を残したい」という想いにご共感いただき、スタート直後から想像以上のご反響とご支援を賜り、感謝の気持ちでいっぱいです。

日々、応援のコメントにて、皆さまから温かいお言葉をいただいており、関係者一同、大変嬉しく思っております。また、文化財である拝殿の茅葺屋根建築を修繕し、さらにこの先の世代へとつないでいくことの必要性と大切さを改めて感じているところです。

改めて、当社の拝殿の様子をご紹介させて頂きます。



画像は撮影された時代背景がはっきりとしないものの、現在と変わらない茅葺屋根建築の拝殿の様子が分かる貴重な資料です。



平成18年の大規模な屋根修復事業において、垂木や彫刻に書かれた墨書が発見され、構造や形式、建築年代や改造の変遷が明らかになってきました。天明7年（1787年）の墨書が残されていることから、この年以前の建築であることが判明し、さらには、この当時の建築部材より古いとおもわれる木材が主要部分に用いられていることから、拝殿の創立年代は、天明7年をさらに遡ると考えられています。

唐破風（からはふ）、千鳥破風（ちどりはふ）を萱でふくのは山形県独自の建築様式で、熊野大社の拝殿はその中でも最も古いものです。神仏習合時代の信仰形態をうかがえる独自の形式として2007年に県指定文化財に指定されています。

長い歴史を歩んできた拝殿をこの度、皆さまと共に守っていきたいと考えています。
引き続き、どうかお力をお貸し頂けましたら幸いです。