
支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 177人
- 募集終了日
- 2025年5月15日

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- 3,270,000円
- 寄付者
- 78人
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- 216,684,000円
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- 残り
- 30日

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- 現在
- 7,985,000円
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百寿の琴電23号、次世代に受け継ぐ応援を!
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語りで伝承されるモン族の民話を絵本で未来に残したい
#子ども・教育
- 現在
- 390,000円
- 支援者
- 50人
- 残り
- 42日
プロジェクト本文
▼ネクストゴールに挑戦します!
皆様のご支援、応援のおかげで、ゴールの1,200,000円を達成しました。
4月27日までに138名の方にご支援いただき、ゴールの120万円を達成することができました。支援してくださった方、応援してくださっている方、しかっとぅから みーはいゆー!(本当にありがとうございます!)
プロジェクトが日本全国、また世界に広がっていくのを目の当たりにして、プロジェクトメンバーで相談した結果、ネクストゴール 150万円に挑戦します。ご賛同いただきました皆さまとともに、小浜島のことばと文化を子どもたちへ届けたいと思います!
ネクストゴールでいただいた資金は、小浜島の子どもたちだけでなく、小浜島のことばや文化について、多くの人々に知ってもらうために、琉球列島の他の地域の学校教育関係団体、八重山の他の地域の小学校・保育園の子どもたちへも絵本を届けるための資金として使います。仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合、ご支援いただいた資金で実施できる範囲にて、琉球列島の小学校、中学校、また教育関係の団体への配布の実施はさせていただく予定でおります。
▼寄贈について
・対象:小浜島の子どもたちが通う、保育園、小中学校、また八重山の他の地域の小学校・保育園、沖縄県の学校教育関係団体など
・募集方法:これまでに協力していただいた島の方々を通して、小浜島の保育所や小中学校の関係者の皆様から募集いたします。
・対象数:支援の金額にもよりますが、最低でも25冊ほどを寄贈したいと考えています。
・決定方法:メンバーの花城正美先生は、小浜小中学校の元校長先生ですので、私たちの絵本の寄贈先についても、アドバイスをしてくださっています。島の方々にヒアリングを行った上で、必要な場所に絵本が届くように、寄贈先を決定させていただきます。
▼自己紹介
くもーむに絵本プロジェクトは、花城正美先生(竹富町史編集委員)が子どもの頃にくもーむに(小浜島のことば)でおばあさんから聴いた昔話、「神さまとムッカラの鳥」を絵本にするプロジェクトです。絵本制作に当たっては、山本史(京都工芸繊維大学)が絵を、半嶺まどか(デンバー大学・名桜大学)が花城先生のくもーむにから日本語への翻訳とくもーむにについての解説を、藤田ラウンド幸世(大東文化大学)が日本語から英語翻訳をそれぞれ担当しています。さらに島のことばで絵本制作をした経験のある山田真寛(国立国語研究所)も加わり、研究者4人と花城先生とが協働する形で2023年3月から開始しました。現在では、地域の人たち、また、アメリカ出身の大学院生Zackery Edwardsも研究アシスタントとして加わり、だんだんと輪が広がっています。
※プロジェクトメンバーの集合写真です。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
世界の言語の半分が、「いま何もしなければ」今世紀の終わりまでになくなってしまうと言われています。世界には7000~8000の言語がありますが、世界人口の97パーセントがそのうちわずか4%の言語を話し、世界人口の3%が残りの96%の言語を話すと言われています。つまり、世界人口のわずか3%の人々が、消滅危機言語を話すことになります。そのような「消滅危機言語」が、日本には8つあると2009年にユネスコが発表しました。
私たちはそのうち6つを占める琉球諸語の中の一つ、八重山の小浜島で話される「くもーむに」の学習教材としても使える昔話絵本を出版して、小浜島に届けるプロジェクトを立ち上げました。「言語や文化の記録」として琉球のことばで語られる昔話を絵本の形で残し、同時に、絵本を楽しみながら島のことばを使うといった、将来に向けて言語を継承するサポートをするために、絵本を制作しています。
※これは絵本の試作版のラフスケッチのイメージです。
絵本には、6種類の鳥たちと小浜島の神さまが登場します。
小浜島は、八重山列島のおへそと呼ばれる自然と伝統のあふれる島で、NHKのテレビドラマ「ちゅらさん」の舞台となり、観光地としても有名になりました。そんな小浜島には、地元の人々が「くもーむに」と呼ぶ島の伝統的なことばがあります。そんな島独特のことばが、無くなりかけていることを皆さんは聞いたことがあるでしょうか。
※小浜島は、八重山列島のおへそとも呼ばれる自然と伝統あふれる島です。
花城正美先生は、小浜島で馬を育てています。
私たちは、くもーむにの話者でもある、花城正美さんを中心に、社会言語学・言語学者、またイラストレーターでアーティストのメンバーが一緒になって立ち上げた「絵本で小浜島のことばを残そう」プロジェクトです。「言語や文化の記録」として琉球のことばで語られる昔話を絵本のかたちで残し、同時に、絵本を楽しみながら島のことばを使って将来に向けて継承するサポートをするために、絵本を制作しています。「言語や文化の記録」として琉球のことばで語られる昔話を絵本のかたちで残し、同時に、絵本を楽しみながら島のことばを使って将来に向けて継承するサポートをするために、絵本を制作しています。
▼プロジェクトの内容
小浜島(沖縄県八重山郡竹富町)のことばで、小浜島に伝わる昔話を題材に、島の人たちと研究者たちが協働して制作して小浜島の絵本を出版し、消滅危機言語の継承保存と、言語の多様性保持を目指します。絵本制作の目的は、くもーむにの昔話の絵本をくもーむにで制作することで、小浜島の人たちと一緒に、「消滅危機言語」と言われている小浜島のことばの復興を行うことです。小浜島の若い人たちが、再び小浜島のことばである「くもーむに」を取り戻す仕組み作りをプロジェクトとして模索しています。
※これは絵本の試作版のラフスケッチのイメージです。
現在、本描きの入った完成版を制作中です。
小浜島の絵本には、場面ごとのイラストと日本語の共通語訳、また、英語訳のほか、花城先生による朗読音声もついています。小浜島のことばが全くわからない人も実際のくもーむにを聴きながら、三言語で絵本を楽しむことができます。 さらに、社会言語学の研究者による物語全文の共通語訳と簡単なことばの解説コーナーも絵本に掲載しています。子どもが楽しめる絵本としても、学術的な言語資料や学習教材としても機能するパッケージコンテンツとして制作しています。プロジェクトメンバーの花城正美先生は、小浜小中学校の元校長先生です。島の人たちからの信頼も厚く、絵本の寄贈先についても、アドバイスをしてくださっています。島の方々にヒアリングを行った上で、必要な場所に絵本が届くように、寄贈先を決定させていただきます。
※絵本のワークショップでミニ絵本「神さまとむっからの鳥」の塗り絵を体験した小浜島のご家族
小浜島の人たちは、研究者と一緒に行うことばの調査や、物語の再話・朗読音声収録に参加してくださったり、制作途中のサンプルを家庭や地域コミュニティ内、幼稚園、保育園などで実際に利用して、私たちにフィードバックを送ってくださったりしています。現在すでに制作は進んでおり、東京での全国向けイベント開催日、3月16日時点で、物語部分のレイアウトデザインまでほぼ完成に近い段階まで進めており、着色と絵本全体のデザインを完成に向けて進めている段階です。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
くもーむに(小浜島のことば)のような地域言語は、その地域の文化や、そこに暮らす人たちのアイデンティティを支えるものであるとも言えます。また地域言語の消滅はその地域だけの問題ではありません。一度、失った話しことばを取り戻すことは容易くできるわけではなく、また、社会の中から言語の多様性が失われることは、文化や価値観の多様性、人々のアイデンティティの土台を揺るがすことにつながり、画一的で面白みのない社会に向かってしまうことにもつながります。
小浜島の人たちの中には、なぜ、このような状態になってしまったかということを疑問に思い、自分で学習を始めた若い世代の方々もいます。こうした琉球に存在する消滅の危機だと言われている島のことばをできることならなくならせず、将来のある子どもたちに継承したいとプロジェクトに関わる全員が思っています。
※私たちは、小浜島の公民館で2024年10月に私たちの絵本を地域の人たちに知ってもらうための
ワークショップを開催しました。
では、どうすればよいのでしょうか? 学校教育の中で地域言語を学習するには、現状、授業時間も指導者もまったく足りません。これを変える段取りを踏んでいる間に、言語復興は手遅れになってしまうかもしれません。しかし、本来は話しことばは、家庭や地域の中で、親から子へ継承されていくものであったはずです。同じように、世界の中で消滅の危機に瀕している言語の事例や取り組みに学び、プロジェクトメンバーで、小浜島の物語の絵本を作って、家庭で、また、学校で、使ってもらうようなしくみを作ったらどうだろうと考えました。
※このプロジェクトメンバーのデザイナー・アーティストの山本史は、
これまでに言語復興の港というプロジェクトで、
すでに琉球の島のことばの絵本4冊のデザイン出版に関わっています。
このような経緯から、私たちは、家庭や学校、地域の中で楽しみながら使える絵本を出版して島に届けることで、島のことばを流暢に話すもともと母語話者であるおじいさんやおばあさん、また、島のことばを流暢には話せなくても、聞いて理解することはできる親たち、そして日本語だけを使う子どもたちや島に移り住んできた人たちも含めて、一人一人の地域言語の習熟度に合わせて、一緒に「遊び」・「活動」しながら行う言語継承のサポートを目指しています。
※絵本の元になっているのは、花城先生がおばあさんから習ったという
6羽の鳥と神さまのお話です。
小浜島ではすでに、島の人たちと一緒にさまざまな取り組みを進めています。写真は、「神さまとムッカラの鳥」の絵本の元になっている、花城先生手作りの紙芝居を花城先生が子どもたちに読み聞かせをしている様子です。ストーリーは、QAB琉球朝日放送さまと、国立国語研究所さまのご協力を得て作成した、こちらの映像からも確認できます。
今回、くもーむに絵本プロジェクトの絵本出版の実現のために、クラウドファンディングへの挑戦を決めました。クラウドファンディング開始は、3月16日日曜日に予定しており、東京の国立国語研究所での一般向けのイベントで、プロジェクトの詳細を発表します。また2025年7月8日〜13日にプロジェクトメンバーが沖縄で開催する国際セミナーでも、くもーむに絵本プロジェクトの内容を一般の方にも公開するイベントを計画しています。詳細は、現在計画中ですが、今年の6月末までに支援者のみなさまに、メッセージでお知らせいたします。また、寄贈プランで支援してくださった皆様へは、絵本寄贈後、2026年1月~3月に絵本の寄贈報告会(オンライン予定)を行う予定です。詳細は、12月に完成した絵本発送が終わりましたら、メールにてご案内いたします。みなさまのご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまからのご支援は以下のように活用させていただきます。
・出版する絵本の印刷
・製本・編集・校正費用
・READYFOR手数料
・リターン経費・送料
海外への発送は、郵送費が高いため、難しい場合があります。海外在住でリターンで本の郵送を含むリターンを選んでくださった方へは、可能でしたら国内のご家族や友人様のご住所を入力していただければ、そちらに絵本を郵送したいと思います。また、ご支援してくださった方のお名前(希望者)を絵本の最後に記入したいと思います。
プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合、イベントへのご招待は中止し、いただいた資金は、返金させていただきます。
- プロジェクト実行責任者:
- 半嶺まどか(くもーむに絵本プロジェクト)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年12月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
くもーむに絵本プロジェクトのメンバーが、3月には東京の国立国語研究所の全国向けのイベントで絵本プロジェクトを紹介します。7月には沖縄で開催の国際セミナーでもイベントを行います。その後、小浜島の皆さんに完成した絵本をお届けします。いただいたご支援は、出版する絵本の印刷費用、製本・編集・校正費用、READYFOR手数料、リターン経費・送料として使用します。
リスク&チャレンジ
- リターンを実施する上でのリスクについて
- 沖縄で行う国際セミナー(2025年7月8日〜12日)は開催がほぼ決定しており、そのセミナーの一つのイベントとして、くもーむにの絵本プロジェクトの発表を一般向けに行う予定です。支援が集まりましたら、支援者様には、6月末までにメッセージをお送りし、このイベントに招待いたします。 絵本の寄贈報告会は、まだ日程が未定ですが、支援が集まりましたら、寄贈先を決定し、12月に絵本を発送・寄贈し、その後、来年1〜3月に寄贈報告会をオンラインで開催する予定を立てています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
沖縄県八重山郡小浜島で話されることば「くもーむに」を島の将来の子どもたちに残したい!その想いで絵本を作っています。
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リターン
1,000円+システム利用料

感謝のメールとプロジェクトの新着情報
お礼のメールをお送りいたします。
それぞれのメンバーから、プロジェクトの新着情報をメールでお届けします。
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
3,000円+システム利用料

感謝のメールと6羽の鳥のポストカード
感謝のメールをお送りいたします。絵本に出てくる鳥のポストカードから一枚、メンバーからのメッセージを込めてお送りいたします。
- 申込数
- 19
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
1,000円+システム利用料

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- 申込数
- 19
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- 2025年7月
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- 申込数
- 19
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
プロフィール
沖縄県八重山郡小浜島で話されることば「くもーむに」を島の将来の子どもたちに残したい!その想いで絵本を作っています。











