ダリアちゃん安らかに

10月半ば、倉敷市保健所に重症の猫が収容されました。みるからに瘦せ細っており、生後半年以上と思われるその猫の体重はわずか900グラムしかありませんでした。当会のかかりつけ病院が休診であったため、その日は保健所から通院してくれましたが、成すすべがなく当会に再度レスキューの依頼が入りました。かかりつけ医の見立てでは目立った外傷はなく、血液検査やレントゲン検査も大きな異常なし。しかし壁に頭をぶつけるような動作が見られ、打撲か中毒による神経症状が疑われました。極度の脱水のため点滴をしましたが、口からは流動食すら受けつけず、尿も垂れ流し状態でした。何とか回復して欲しいと願うメンバーの想いは届かず、入院から3日目、静かに息を引き取りました。引き出し、病院に走ってくれたメンバーより“ダリアちゃん”と名付けてもらいました。

ダリアちゃん、発見がもっと早かったら、お外の猫じゃなかったら、こんな最期ではなかったはずです。このような悲しい最期を迎える猫を1匹でも減らせるよう活動を続けてまいります。

当会をご支援くださる皆様、いつもありがとうございます。今回の入院費・葬儀代にご支援の一部を充てさせてもらいました。心より感謝申し上げます。